午夜剧场

慶應義塾

最高レベルの学びを通じて、 世界で通用する自信が育まれる。

登场者プロフィール

  • 光田 達矢

    経済学部 専任講師

    研究領域 : ヨーロッパ社会文化史、 2000年 慶應義塾大学法学部 卒業、 2001年 慶應義塾大学大学院経済学研究科 (科目等履修生)修了、 2002年 ケンブリッジ大学修士課程歴史学部 修了、 2007年 ケンブリッジ大学博士課程歴史学部 修了ケンブリッジ大学 クレア?カレッジ リサーチ?アソシエイト2009年より現職

    光田 達矢

    経済学部 専任講師

    研究領域 : ヨーロッパ社会文化史、 2000年 慶應義塾大学法学部 卒業、 2001年 慶應義塾大学大学院経済学研究科 (科目等履修生)修了、 2002年 ケンブリッジ大学修士課程歴史学部 修了、 2007年 ケンブリッジ大学博士課程歴史学部 修了ケンブリッジ大学 クレア?カレッジ リサーチ?アソシエイト2009年より現職

アウトサイダーの视点で、西洋史に一石を投じたい。

西洋史を学ぶ中で、「これまで书かれてきた歴史は、人间中心ではないか」という疑问がずっとありました。しかも、语られるのはエリートの话ばかり。例えば、経済は社会の一部分なのですから、民众の视点でこそ、社会の実态が见えてくるはず。さらに踏み込んで考えると、アウトサイダー的な视点で见れば、まったく违う歴史が见えてくるのではないかと思ったのです。そしてある时「西洋史に一石を投じたい」と思い立ち、&辩耻辞迟;马&辩耻辞迟;を基点に近代ヨーロッパの社会文化を読み直す研究を始めました。

なぜ、马なのか――。実は近年まで、人间は马に依存した生活を送っており、人间社会にとって马は重要な役割を担う存在でした。この、よく考えてみると当たり前の事実が、歴史学研究では軽视されてきたのです。例えば&辩耻辞迟;马肉&辩耻辞迟;という1つのテーマに绞って探るだけでも、いろいろなことが见えてきます。ヨーロッパでは、ローマ法王の「马肉は野蛮な食べ物」という発言をきっかけに、马肉を食べることは何世纪にもわたりタブー视されていました。ところが19世纪になると、突如、马肉消费促进运动が起こります。その背景にあったのは、都市化の进行による急激な人口増加、そこに起因する食料问题です。そもそも马は运搬用として大量に使われていたわけですから、利用できなくなったときに食料に利用すれば、大量にかつ安価に食料が手に入ります。そして、中产阶级の人々が主导となり马肉消费促进运动が始まったのですが、低所得者层に受け入れらないまま、马を运搬用に使う时代は终わりに向かいました。この「19世纪ヨーロッパにおける马肉消费促进运动」からは、食の有効活用や中产阶级の戦略性など、现代社会にも通じる问题が垣间见えるのです。

少人数制の授业を活用すれば、得るものはさらに増える。

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庆应大学経済学部では英语の授业を主に担当していますが、&辩耻辞迟;最高レベルの知的体験のできる授业&辩耻辞迟;を目指しています。イギリスに留学していたとき、庆应大学の学生は国际的には决してレベルは低くないことを强く感じました。ですから、経済学部の学生たちは、その高いポテンシャルを开花させ、海外の学生と対等に渡り合えるような思考力を身につけて欲しいのです。私の、犯罪の歴史の授业で、フランスの哲学者ミシェル?フーコーを英语で読ませているのも、そのためです。イギリスのケンブリッジ大学などでは、难解なフーコーを当然の知识として学んでいますから、同じように学んだという実绩は国际的に一目置かれるキャリアにつながるでしょう。

私が教えている日吉キャンパスでは少人数制の授业が多く开讲されていて、それは庆应大学経済学部の良いところの一つだと感じています。大教室では埋没しがちな个性も、小教室ならば発挥しやすい。それを入学间もない时期に実现できることは、その后の学生生活にプラスになると思うからです。私自身、庆应大学法学部时代、1、2年のときは少人数制のドイツ语やロシア语の授业を中心に取り、学生や先生方と密に触れ合うことで&辩耻辞迟;学ぶ楽しさ&辩耻辞迟;を知りました。そして「ヨーロッパの歴史をもっと知りたい」という学ぶ意欲が高まり、3年の时、当时在籍していた学部を离れ、経済学部のヨーロッパ史系のゼミを选んだのです。ですから学生たちには、得ることの多い少人数制の授业を、もっと活用して欲しいと思っています。

质问力を高めれば&辩耻辞迟;面白い人间&辩耻辞迟;に成长できるはず。

学生たちには、"問い"の大切さを、機会がある度に伝えています。子どもの頃、何に対しても「なぜ?」と問いかけていたように、自由な発想で、徹底的に問え、と。質問力が高まれば、人とのコミュニケーションがより活発になりますし、さらに、斬新な角度から質問をできるようになれば、印象に残る "面白い人間"になっていく。例えばそれは、就職活動の面接で質問をする際にも役立つと思うんですよ。

授业を通じて、学生同士が质问し合う环境を设けているのですが、思うように质问できず戸惑う学生もいます。高校までは「与えられたことを学ぶ」というスタンスだったわけですから、どうやって质问を见つければいいのか戸惑うのは、当然のこと。しかも、これまでの大学教育の现场では「能力のある人间は、自由に育つ」という考えが主流でしたから、质问を考える手立てが分からずに大学生活を闷々と过ごす人が少なくなかったと思います。

今、経済学部では若手の教员を中心に、质问力のような基础的スキルがきちんと身に付く场をもっと设けようという动きが活発化しています。そもそも、経済学部の学生はモチベーションが高いですから、今の経済学部の环境を存分に活かせば、想像以上に成长できますよ。

(2009年5月28日取材)

※プロフィール?职位はインタビュー当时のものです。