午夜剧场

慶應義塾

中西 聡 - 教員インタビュー

登场者プロフィール

  • 中西 聡

    経済学部 教授

    専門:近世?近代日本社会経済史、 東京大学大学院経済学研究科博士課程を単位取得退学後、東京大学社会科学研究所助手、北海道大学経済学部助教授、名古屋大学大学院経済学研究科教授、などを経て、現在慶應義塾大学経済学部教授、博士(経済学)。

    中西 聡

    経済学部 教授

    専門:近世?近代日本社会経済史、 東京大学大学院経済学研究科博士課程を単位取得退学後、東京大学社会科学研究所助手、北海道大学経済学部助教授、名古屋大学大学院経済学研究科教授、などを経て、現在慶應義塾大学経済学部教授、博士(経済学)。

幕末?维新期を知りたくて始めた「趣味の研究」が高じて学问の世界へ

研究テーマとその出会い

幕末维新の动乱を読み解くうちに、胜者の萨摩?长州の侧よりもむしろ 败者の徳川幕府の侧に亲しみをもち、特に徳川幕府の侧で箱馆まで逃れて「官军」に最后まで抵抗を続けた榎本武扬に兴味をもちました。その兴味は、箱馆戦争よりもむしろ官军に降伏した后に、榎本武扬がどのような生き方をしたかに向けられ、彼が降伏后の投狱生活のなかで猛勉强を続け、釈放后は开拓使に出仕して北海道开拓のために力を尽くしたことから、近代日本における北海道の研究を志しました。そして明治期の北海道の产业のなかで渔业が圧倒的比重を占めていたことから、そこでの代表的な渔业生产物である鱼肥へと研究対象が定まり、その北海道产鱼肥がどのようにして本州?四国へ运ばれたかに兴味をもち、主要な研究テーマである北前船と出会いました。

研究テーマの魅力、面白さ

北前船とは、19世纪に日本海沿岸航路で活跃した商人船主の船のことですが、北前船主は、大海运会社を作るほどにはならなかったものの、互いに合従连衡して、巨大商社の叁井物产に対抗して、叁井物产を国内の北海道产鱼肥市场から撤退させることに成功しました。また、彼らは各地の地方资产家として、日本各地の产业化に多様な侧面で贡献しました。もっともその贡献の方向性は、东京?大阪の资产家のように、製造会社を积极的に设立させるものではなかったため、北前船主を辈出した北陆地方は、関东?関西圏に比べて工业化に遅れをとりましたが、それが逆に自然环境を维持しつつ、ゆるやかな経済成长をもたらすことになり、东京?大阪とは质の异なる「豊かさ」を北陆地方に提供しました。このように时代の変迁とともに、多様な评価が可能になることが、歴史研究の醍醐味と言えます。

学生へのメッセージ

人生にはいろいろな意味で、胜负の局面があると思います。しかし、胜ち负けを短期的视野で判断するのではなく、长期的视野で人生を评価して下さい。その际、大切なことは人事を尽くして天命を待つことです。本当に人事を尽くせば、どのような结果であれ、受け入れられるように思います。そして、もし自分が败者となったと感じた时も、そこであきらめずに、さらに努力を続けて下さい。そうすれば、いつか必ずその努力は报われます。降伏后の榎本武扬が、断罪を覚悟しながら牢内学习を続けたように。

(2013年12月取材)

※プロフィール?职位は取材当时のものです。