执笔者プロフィール

川原 繁人(かわはら しげと)
研究所?センター 言語文化研究所教授
川原 繁人(かわはら しげと)
研究所?センター 言語文化研究所教授
学问には「お作法」がある。小学生が算数を理解するためには足し算の定义を、大学生が心理学を専攻するためには、実験手法や统计を学ばなければならない。言语学でも同様なのだが、私自身が大学生だった时、「言语学にはこういう分析作法があるから、まずそれを身につけてね」と头ごなしに教えられることに违和感を覚えた。「本当にその分析方法が正しいのか?」という疑问が拭いきれなかったのだ。だから、私が教える时には、身近な体験を切り口に言语学の魅力を伝えることに専念し、分析作法は阴に忍ばせている。
本书でも、ほとんどの话を私自身の体験を起点として语ってみた。私が结婚の挨拶のため妻の実家に伺った际、ご両亲の鼻浊音に闻き惚れることで紧张をほぐした「素敌な鼻浊音ですね」。私がメイド名を研究していた际、メイドさんにナプキンを投げつけられてひらめきを得たエピソード「バズりの里侧」。そのメイド名研究がいつの间にかプロのラッパーとのコラボにつながった「わらしべ长者、川原繁人」。私にとっても惊きであった北山阳一さんとの出会いの里话「おぬしは何者だ?」。娘の「燃え死ぬ」という発言を「萌え死ぬ」と勘违いし、彼女とすれ违った思い出をもとに言语の曖昧性を语った「曖昧な日本语の问题」。
他にも、础尝厂の患者様を対象として彼らの声を救うプロジェクトや新型コロナウイルスに関するデマ情报を多言语に翻訳するプロジェクトなど、过去の着作で触れた问题も扱った。しかし本书では、私がどのような思いをもってそれらに関わり、何を感じ、何を学んだかを非常に个人的な视线から书いてみた。いつの间にか言语学の分析作法を武器に、ありとあらゆることを分析した本が出来上がった。プリキュア?メイド?ポケモン?日本语ラップ?子育て、なんでもあり。我々は毎日言语を使って生活しているのだから、「なんでもあり」になるのは当たり前と言えば当たり前だった。本书の执笔を通して、言语学のお作法を用いれば、人间言语の緻密さが浮かびあがってくることも再认识できた。大学时代の自分に「今学んでいるお作法は、こんなにも役に立つんだよ」、そう语りかけていたのかもしれない。
川原繁人
大和书房
352页、1,980円〈税込〉
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。