午夜剧场

慶應義塾

おかしらに届いた、頭の健康のお知らせ|健康マネジメント研究科委員長 前田 正一

公开日:2026.07.28

先日、表纸に大きな文字で「もの忘れ検诊のお知らせ」と书かれた邮便物が届いた。差出人は、居住地自治体の「高齢福祉課 認知症施策担当」である。

普段はそれほど疑い深い性格ではないと思うのだが、まず、配达先の间违いではないかと疑った。确かに、原稿の缔め切り日や会议の开始时刻をうっかり失念しそうになることはある。しかし、自分ではまだ高齢者になったという认识はなく、认知症についても、自分自身の问题として考えたことはなかった。

ひとまず机の上に置いたものの、改めて宛名を见ると、そこには确かに自分の名前が记されている。内心、「宛先に间违いがなければどうしよう」と思いながら恐る恐る中身を确认すると、残念ながら(?)间违いではなかった。

大学に勤务していると、日常的に若い世代の学生と接する。そのせいか、自分自身も、どこか学生时代から时间が止まったような错覚に陥ることがある。しかし、现実はそうではない。気がつけば、大学院を修了してからすでに四半世纪が过ぎている。

「そうか。自分自身の健康管理の一环として、认知症についても意识しなければならない年齢になったのか」と、少し不思议な感慨に包まれた。

届いた资料を読み进めると、体の健康と同じように、脳の健康についても考えてほしいとのことだった。そしてそれは、高齢になってからではなく、働き盛りの世代から意识することが大切だという。

また、同封のパンフレットには、认知症のリスク要因に関して、难聴、高血圧、肥満、运动不足、糖尿病、过剰なアルコール摂取、喫烟など、14项目が挙げられていた。幸い、现在のところいずれも该当していない。もっとも、最初の「难聴」について言えば、自分にとって都合の良いことは闻こえ、都合の悪いことは闻こえない、と指摘されそうではあるのだが!

ところで、二週间ほど前のことである。アメリカの知人から、肝臓がんの手术を受けることになったと知らされた。放射线疗法によって肿疡が缩小し、手术可能な大きさになったという。

その知人によれば、「アメリカでは、日本ほど定期的な健康诊断が浸透しているわけではなく、病気が见つかった时にはすでに进行していることも少なくない」とのことだった。

疾患や机能低下は、臓器に関するものであれ、脳に関するものであれ、早期発见?早期対応が重要であることは言うまでもない。知人からの知らせによって、健诊?検诊という、自分の健康状态を确认する机会が、いかに贵重であるかを改めて认识した。私がそうであったように、とりわけ脳の健康については、50代になっても、自分自身の问题として捉えていない人は少なくないだろう。

同封のパンフレットによれば、「认知症のリスク因子となる习惯や行动を変えることで、认知症の発症の约45%を予防?遅延できる可能性があると言われている」とのことである。これほど大きな予防?遅延効果が期待できるのであれば、取り组まない手はない。

职业柄、対象年齢の设定根拠や検诊の有効性、费用対効果など、知りたいことは尽きない。しかし、细かいことは気にせずに、せっかくの机会なので、私自身も、この「もの忘れ検诊」を受けてみようと思う。

予约を忘れないようにしなければと思い、この原稿を书いているモニターに、「もの忘れ検诊の予约」と记したメモ用纸を贴り付けた。──もっとも、そのメモの存在自体を忘れてしまう可能性があるのだが(実はこれまでもあった!)。どうやら、私の脳のチェックは、検诊の日を待たず、もう始まっているようだ。

(*东京都文京区)