2020.12.16
牛山潤一环境情报学部准教授と政策?メディア研究科鈴木里奈さん(修士2年)による原著論文が、国際学術誌「Cerebral Cortex Communications」誌オンライン版に2020年10月7日に掲載されました。同誌は神経科学領域でも著名な「Cerebral Cortex」誌の姉妹誌として2020年に創刊された学術専門誌であり、本論文はその記念すべき第1巻第1号への掲載となります。
私たちの身体运动には、どれほど大きな力を込めるか、どれほど速く动くか、どういう顺番で课题をこなすか、などさまざまな构成要素が存在します。従来の运动生理学研究では、こうした要素のひとつを切り出し、力なら力、速さなら速さをコントロールする仕组みを个别的に调べるようなアプローチがほとんどでした。しかし、私たちの実生活では、こうした多様な构成要素の兼ね合い、すなわち「运动の文脉」に応じた柔软な运动の制御が必要であり、ひとつの要素のみで制御の方略が决まるようなことはないはずです。この研究では、运动の开始?维持?停止をどのように実行?反復するかといった文脉に応じて、脳と身体はそのインタラクションを変调させながら运动をコントロールしていることを、脳波と筋电図をもちいた生理学的アプローチにより示すことに成功しました。
掲载论文
铃木里奈さんのコメント
このたびは初の投稿论文が受理され、大変嬉しく存じます。学部2年次に「生理学を学びたい」という思いで牛山润一研究室に所属し、牛山先生の「とにかく手を动かす」という教えを胸に、同研究に4年间向き合ってきました。ご指导いただいた先生方、実験にご协力いただいた皆様に、厚く御礼申し上げます。そして、忌惮のないディスカッションや、プレ実験に数えきれないほど付き合ってくれた研究室のメンバーにも、心から感谢しています。决して平坦な道ではなく、试行错误の日々でしたが、これまでに得た経験はすべて自身の粮となりました。ここで立ち止まることなく、新たな视点も取り入れながら、研究に深みを出していきたいと思います。
牛山潤一环境情报学部准教授のコメント
国际学术誌の创刊号への掲载という経験は、一生に一度あるかないかのとても贵重なものです。こうした経験を学生とともにできたことを夸りに思います。コロナ祸の厳しい状况下でもこうした成果を辈出できたのは、毎日当たり前のことを当たり前に积み上げることのできる、铃木さんの揺るぎない向学心の赐物です。人间がどのように自身の运动をコントロールしているのか、どのように新しい运动を学习していくのか、身体运动の神経科学の分野はまだまだ分からないことだらけです。本研究のような基础的な知见をひとつひとつ丁寧に积み上げることが、将来、スポーツや芸术活动などの技能の向上や、失われた身体机能の回復のために役立つことを信じて、これからも学生たちとともに研究道を迈进していきたいと思います。
発信者:湘南藤沢事務室 総務担当