2013.11.21
総合政策学部 井庭崇研究室、环境情报学部 大木聖子研究室は、大地震への備えと地震発生時の迅速な行動を促すためのパターン?ランゲージ「サバイバル?ランゲージ」を制作しました。
サバイバル?ランゲージは、地震への备えや地震発生时のよりよい行动について考え、コミュニケーションをはかり、実践するための新しいタイプの防灾支援ツールです。
防灾の実践的な知恵を「小さな単位」にまとめ、それに覚えやすい名前をつけています。このような工夫により、ひとつひとつの知恵を自分の生活に取り入れたり、语り合ったりすることがしやすくなることが期待されます。地震発生时においても、迅速な意思决定や行动ができるように、印象に残りやすい言叶やイラストにしています。
サバイバル?ランゲージは、「パターン?ランゲージ」という记述形式で书かれています。つまり、ある「状况」でどのような「问题」が生じやすく、それをどう「解决」するとよいのか、という実践の知恵がまとめられているのです。そのひとつひとつの知恵を、専门的な呼び方で、「パターン」といいます。
具体的に例を挙げると、例えば「备蓄の普段使い」というパターンでは、大地震のための食粮と饮料水の备蓄についての知恵が书かれています。大地震に备えたとしても、大地震がすぐに来るとは限らないので、备蓄した食粮や饮料水が古くなってしまうことがよくあります。それでは备蓄した意味がありません。そこで、食粮や水を多めに购入しておき、それらを普段から使いながら补充していけば、常に新しい备蓄を确保することができます。
もう一つ例を挙げると、「家具より命」というパターンでは、地震発生时には家具は押さえずに、そこから离れるように、ということが书かれています。地震が起こると多くの人がとっさに家具を押さえます。しかし大地震の强い揺れでは、家具を人间が押さえることなどまずできず、下敷きになる可能性があります。地震の时は家具を押さえようとはせず、すぐにそこから离れることが大切なのです。もっと言えば、そもそも家具は固定しておけばよいのです。家具の固定には効果を高める方法とそうでない方法があります。これらもサバイバル?ランゲージに収められています。
このように、サバイバル?ランゲージは、地震への备えや、地震発生时の行动についての知恵を、小さな単位でまとめたものです。そして、その小さな単位のパターンに、「备蓄の普段使い」や「家具より命」というような、覚えやすく印象に残りやすい名前がつけられていることにも特徴があります。これらの言语化によって、个々人が记忆?想起しやすくなるだけでなく、防灾のコミュニーションも活性化されることが期待されます。
●サバイバル?ランゲージは、2013年11月22日(金)?23日(土?祝)に東京ミッドタウンで行われる「慶應義塾大学 SFC Open Research Forum (ORF) 」にて展示?発表します。
叠04ブース(井庭崇研究室)
「創造社会へのパスポート – 状況に応じて臨機応変に行動する」
ORFについての詳細は、http://orf.sfc.keio.ac.jp/ をご覧ください。
●「サバイバル?ランゲージ」ホームページ: http://ilab.sfc.keio.ac.jp/survival/
井庭崇准教授のコメント
サバイバル?ランゲージの制作でいつも考えているのは、「防灾はデザインである」ということです。つまり、防灾を「决められたやり方に従うもの」だというのではなく、各人が「自分で自分の状况に合わせて“デザイン”すること」だと捉えるのです。例えば、备蓄について考えることは、自分の生活のサイクルを“デザイン”することです。また、家具の固定の仕方について考えることは、自分の生活空间を“デザイン”することの一部です。そして、地震発生时にどのような行动をとるのかも、瞬时の意思决定という“デザイン”行為だと言えます。サバイバル?ランゲージは、そのような各人の「防灾のデザイン」を支援するために作成されました。まだ始まったばかりのプロジェクトなので、これからも新しいメンバーを募りながら、さらに多くのパターンをつくっていきたいと考えています。
→:サバイバル?ランゲージの最新版を公开します。
→:サバイバル?ランゲージに関する最新情报をお届けします。
→