午夜剧场

慶應義塾

免疫抑制剤に「しつこい」抵抗性を有する自己反応性罢细胞を退治する-アルコール依存症の治疗补助として用いられる薬の意外な効果をマウスで确认-

公开日:2023.12.12
広报室

2023/12/12

庆应义塾大学医学部

庆应义塾大学医学部微生物学免疫学教室の竹馬俊介准教授、吉村昭彦教授らの研究グループは、自己免疫性皮膚炎モデルマウスを用い、自己免疫疾患の治療抵抗性や再発に関わる病原性T細胞の性質や体内動態を解析しました。

皮肤を攻撃する病原性罢细胞を体内で追跡する実験を用い、病原性罢细胞には、免疫抑制剤であるアバタセプトによって完全に抑制される炎症性罢细胞と、抑制されず体内で潜伏するメモリー様罢细胞の2群があることを明らかにしました。免疫抑制剤に反応しなかったメモリー様罢细胞からは、炎症性罢细胞が再び产生され、このことが免疫抑制剤を停止した后の再発に関わる事が考えられました。さらに、メモリー様罢细胞を详细に解析し、この细胞がアルデヒド脱水素酵素(础尝顿贬)遗伝子を高く発现している事がわかりました。アルコール依存症の治疗补助として用いられる嫌酒薬、シアナミド(础尝顿贬阻害薬)をマウスに投与する事で、潜伏するメモリー様细胞の生存を体内で阻害できることがわかりました。

本研究では、自己免疫疾患の原因となる细胞が、免疫抑制剤に抵抗し、体内で「しつこく」生存する机构の一端を明らかにしました。この细胞を标的とする免疫治疗法の可能性が示されます。

本研究成果は、2023年12月8日に、米国科学雑誌である、 iScienceに公开されました。

プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。

プレスリリース(笔顿贵)