2023/11/02
庆应义塾大学医学部
庆应义塾大学医学部生理学教室の岡野栄之教授、整形外科学教室の中村雅也教授、末松悠助教、名越慈人専任講師らを中心とした研究グループは、重度脊髄損傷ラットに肝細胞増殖因子を損傷後から投与した後に、ヒトiPS細胞由来神経幹/前駆細胞移植療法を行うことで、脊髄微小環境の改善と神経再生の促進により運動機能を大幅に回復させることに成功しました。
これまで、本研究グループでは、亜急性期の脊髄损伤动物に対してヒト颈笔厂细胞由来神経干/前駆细胞を移植し、运动机能改善に対する有効性を报告してきました。これまでの研究成果より、细胞移植疗法の有効性は损伤后の脊髄微小环境や神経组织の保存状态に强く影响されるため、重症度の高い例に対する治疗法が検讨されてきました。今回は、急性期脊髄损伤において、损伤した神経组织に対する治疗アプローチが、その后の细胞移植疗法による运动机能回復に与える影响に関して検讨しました。急性期の重度脊髄损伤ラットに肝细胞増殖因子を投与し、その后、亜急性期にヒト颈笔厂细胞由来神経干/前駆细胞を移植しました。その结果、移植细胞の生存率の向上や神経再生の促进により、细胞移植単独治疗よりも大きな机能回復に成功しました。今回の研究成果により、急性期から亜急性期の脊髄损伤に対する肝细胞増殖因子とヒト颈笔厂细胞由来神経干/前駆细胞移植の併用疗法が、脊髄损伤后の运动机能回復を促进することが明らかになりました。今后は、本研究成果を基に、临床応用に向けて脊髄损伤に対する新たな治疗法の确立が期待されます。
本研究成果は、2023年10月16日(米国时间)に、 Inflammation and Regeneration のオンライン版に掲载されました。
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