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「卵黄」を食べて数时间后に呕吐などを繰り返す赤ちゃんは注意-食物アレルギーとは异なり、食物蛋白诱発胃肠炎では「卵黄」が原因に-

公开日:2020.10.15
広报室

2020/10/15

庆应义塾大学医学部

国立成育医疗研究センター

慶應義塾大学小児科学教室アレルギー研究グループ(高橋孝雄教授、明石真幸講師、森田久美子助教)は、川崎市立川崎病院小児科の外山陽子医長、国立成育医疗研究センターの免疫アレルギー?感染研究部の森田英明室長らとともに、鶏卵が原因の食物蛋白誘発胃腸炎の臨床的特徴を解析しました。その結果、主に「卵白」が原因となる一般的な鶏卵アレルギーとは異なり、食物蛋白誘発胃腸炎は「卵黄」により症状が誘発される可能性が高いことが明らかになりました。

一般的に鶏卵アレルギーといえば、鶏卵、特に「卵白」を摂取してから1时间以内に皮肤症状(蕁麻疹等)や呼吸器症状(くしゃみ、咳、喘鸣)を认める滨驳贰依存型アレルギーがよく知られています。一方で、鶏卵を摂取してから数时间以降に、主に消化器症状(呕吐や下痢等)を认める食物蛋白诱発胃肠炎も存在し、近年患者数が増加していることが知られています。しかし、これまでその临床的な特徴は明らかにされていませんでした。

そこで、2015年1月から2019年10月までの间に、庆应义塾大学病院、さいたま市立病院、けいゆう病院、国立病院机构栃木医疗センター、平塚市民病院、川崎市立川崎病院を受诊した、鶏卵が原因と疑われる食物蛋白诱発胃肠炎患者の临床的特徴を解析しました。その结果、鶏卵が原因で消化器症状を认める食物蛋白诱発胃肠炎患者では、「卵白」よりむしろ「卵黄」で症状が诱発されることが明らかになりました。

一般的な滨驳贰依存型の鶏卵アレルギーでは、「卵黄」より「卵白」に反応することが多いとされています。そのため「卵黄」は比较的アレルギー症状を诱导しない成分であると考えられてきました。しかし、「卵黄」を摂取した数时间后に繰り返し呕吐を认めるような场合には、鶏卵による食物蛋白诱発胃肠炎が疑われるため注意が必要です。

本研究をさらに进め、「卵黄」の中のどの成分がアレルギーの原因となっているのかを明らかにすることで、食物蛋白诱発胃肠炎の病态の解明や治疗法の确立に结びつくことが期待されます。

本研究成果は、2020年10月13日に『Journal of Allergy and Clinical Immunology: In Practice』で公開されました。

プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。

プレスリリース(笔顿贵)