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慶應義塾

新型コロナウイルスに対する中和抗体の信頼性の高い簡易測定キットを開発 -患者の免疫状態の把握、ワクチンの性能評価を促進-

公开日:2020.09.30
広报室

2020/09/30

庆应义塾大学医学部

庆应义塾大学医学部リウマチ?膠原病内科学教室の竹内勤教授、竹下勝特任助教、同先端医科学研究所遺伝子制御研究部門の佐谷秀行教授らの研究グループは、JSR株式会社及びその連結子会社である株式会社医学生物学研究所との共同研究により、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する中和抗体の測定キットの開発に成功しました。このキットは結果が得られるまで2時間以内と簡易的でありながら、性能試験では感染力のあるウイルスを用いた中和試験の結果と高い相関を認めました。

一般的に感染症に罹患すると、生体内で抗体と呼ばれる防御因子が作られるようになります。抗体は病原体のさまざまな部位を特异的に认识して结合しますが、感染防御の能力は抗体によって异なります。ウイルスの重要な活性部位に结合してその机能を阻害し、ウイルスを不活化する能力を有する抗体は「中和抗体」と呼ばれます。これまで厂础搁厂-颁辞痴-2の中和抗体の测定を行うには、病原体の封じ込めができる特殊な施设で、感染力のあるウイルスを使用した実験が必要でした。今回、共同研究グループは、ウイルスがヒトの细胞に侵入するために重要である厂辫颈办别タンパク质の受容体结合部位と、ヒトの细胞の受容体である础颁贰2タンパク质を作製し、ウイルス感染の过程をキット内で再现しました。血清中の中和抗体がその过程を阻害する程度を数値化することにより、中和抗体を测定できます。ウイルスを含まないため、叠厂尝1レベルの通常の実験室で使用可能です。

本キットは研究用试薬としての実用化に向け、株式会社医学生物学研究所が準备を进めています。これにより、患者の免疫状态の把握や开発中のワクチンの性能评価などが大きく促进されるものと考えます。

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プレスリリース(笔顿贵)