2020/08/20
北海道大学
庆应义塾大学医学部
北海道大学大学院医学研究院皮膚科学教室の柳 輝希助教、庆应义塾大学医学部臨床研究推進センターの西原広史教授(兼腫瘍センターゲノム医療ユニット長)らの研究グループは、乳房外パジェット病の腫瘍組織を免疫不全マウスに移植することによって、新規腫瘍モデルを樹立しました。
乳房外パジェット病は高齢者の外阴部などに好発する皮肤がんで、高齢化が进む中で患者数が増加しています。これまで乳房外パジェット病に対する化学疗法は未开発であり、また保険适応薬もありませんでした。また実験モデルとしての、乳房外パジェット病由来细胞や癌组织も作製されておらず、化学疗法剤の开発などもできない状况でした。
今回移植した肿疡组织は、元の患者由来肿疡组织と同様の形态?遗伝子変异を维持しており、乳房外パジェット病の肿疡モデルになると考えられました。この肿疡组织に対して种々の抗がん剤を试したところ、乳がんで使用されている抗がん剤が有効である可能性が示されました。さらにこの肿疡组织では、ゲノム解析の结果、贰搁叠叠2という遗伝子に変异があり、その変异に対する分子标的薬(特定の分子を狙い撃ちにする薬剤)も有効であることがわかりました。この新规皮肤がんモデルは、将来の乳房外パジェット病に対する病态解明や新规治疗法开発に有用であると考えられます。
なお、本研究成果は、2020年7月28日(火)公开の翱苍肠辞驳别苍别誌にオンライン掲载されました。
プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。