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慶應義塾

尿酸降下薬による代谢制御が肾障害を抑えるメカニズムの解明-アデニル酸再合成を介した肾保护効果の质量分析イメージング-

公开日:2019.11.15
広报室

2019/11/15

庆应义塾大学医学部

庆应义塾大学医学部内科学(腎?内?代)教室の藤井健太郎研究員、伊藤裕教授、内分泌時空医学寄附講座の宮下和季特任准教授、同医化学教室の久保亜紀子助教らの共同研究グループは、マウスを用いた実験により尿酸降下薬として用いられるフェブキソスタットが、腎尿細管細胞のATP再合成を促進することで、腎障害の進行を抑えることを明らかにしました。

肾障害が悪化すると、最终的には、生涯にわたる人工透析や肾移植が必要な重篤な状态(末期肾不全)になることが知られています。近年、一过性の肾血流低下による急性肾不全を反復すると、慢性肾臓病へと移行することが注目されていますが、肾不全进展の详细なメカニズムは未だ明らかにされていません。

今回、血流低下(以下、血流不足)による代谢物の量的変化が、どのように肾障害进行へ関与しているかを検讨する目的で、臓器内の代谢产物を可视化する新しい研究手法である质量分析イメージングを用いて、肾动脉クリッピングで肾血流を遮断したマウスの肾臓を観察しました。

その结果、10分间の血流遮断で细胞のエネルギー源となる肾皮质の础罢笔が80%减少して肾臓の働きが低下すること、血流再开后24时间が経过しても础罢笔は20%减少したままで、元のレベルには回復しないことを见出しました。

そこで、础罢笔から尿酸への分解を抑える薬剤であるフェブキソスタットが、肾臓の各部位の础罢笔量に与える効果を検讨しました。10分间の血流遮断后、肾血流を再开したマウスにフェブキソスタットを持続投与したところ、この薬剤がアデニル酸再合成を介して础罢笔の回復を促进し、肾障害を抑制することがわかりました。

この発见は、血流不足に伴う肾机能の低下が、细胞代谢の制御で改善する可能性を示したものです。有効な治疗法に乏しく、最终的には、透析疗法を必要とする重篤な状态に至る肾不全における、新たな治疗戦略の开発につながる成果です。

本研究成果は11月14日(米国東部時間)、『JCI Insight』 に公開されました。

プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。

プレスリリース(笔顿贵)