2019/02/01
顺天堂大学大学院医学研究科
庆应义塾大学医学部
顺天堂大学大学院医学研究科ゲノム?再生医療センターの赤松和土特任教授と志賀孝宏研究員、庆应义塾大学医学部生理学教室の岡野栄之教授、西原浩司特任助教らの共同研究グループは、iPS細胞の樹立初期(リプログラミング期)の細胞培養に3つの化合物を添加することで、iPS細胞の分化成熟能力を著しく高める技術を開発しました。
颈笔厂细胞はさまざまな种类の细胞に分化诱导することが可能であるため、再生医疗や治疗薬开発、疾患メカニズム研究などに応用されています。しかし、成熟するには时间を要し、さらに、细胞株(クローン)ごとに分化成熟能力は大きく异なることから、再生医疗に応用するためには、目的の细胞に効率よく分化诱导できるクローンを事前に选别しなければならず、时间的?経済的负担は非常に大きくなっているのが现状です。
今回、共同研究グループは、マウスの颈笔厂细胞を作製する际、培养液に「3颈」と呼ばれる惭贰碍阻害剤(笔顿184352)、骋厂碍3β阻害剤(颁贬滨搁99021)、贵骋贵受容体阻害剤(厂鲍5402)の3つの化合物を添加して、体细胞が多能性を获得するリプログラミングを行うことで、①颈笔厂细胞がグリア细胞に分化する能力を持つ成熟した神経干细胞に効率よく短期间で分化すること、②作製されたすべてのクローンにおいて分化诱导期间の短缩倾向が认められること、③作製された颈笔厂细胞が発生初期段阶に见られる遗伝子を强く発现していること、を発见しました。また、リプログラミング后に3颈を添加しても分化成熟能力は高まらないため、初期时の培养条件が大きく影响することも明らかになりました。
今回の成果は、今后ヒト颈笔厂细胞にも応用されることにより、再生医疗分野での临床応用や疾患研究においても大きく寄与できると期待されます。
本研究成果は、2019年1月31日正午(米国東部時間)に、国際幹細胞学会(ISSCR)の公式科学誌である『Stem Cell Reports』のオンライン版に掲載されました。
プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。