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慶應義塾

リウマチ治疗における分子的寛解状态の解明-精密医疗の実现や新规创薬に向けた一歩-

公开日:2018.07.17
広报室

2018/07/17

庆应义塾大学医学部

庆应义塾大学医学部内科学(リウマチ?膠原病)教室の竹内勤教授、鈴木勝也専任講師、微生物?免疫学教室の吉村昭彦教授らは、武田薬品工業株式会社との共同研究により、関節リウマチ患者の寛解状態の分子特徴を多層オミックス解析により明らかにしました。

薬物疗法により、関节の痛みや肿れがほぼない寛解状态(临床的寛解)を达成することが可能になりましたが、体の中の分子の状态が健常人にどの程度近づいているかは分かっていませんでした。そこで、様々な分子の発现量のデータに基づいて寛解を定义し(以下、「分子的寛解」)、患者体内の分子状态を経时的に観察したところ、薬物疗法により分子的寛解が诱导されることがわかりました。さらに、分子的寛解の程度は长期にわたる関节リウマチの炎症の度合いや身体机能障害の指标と强い関连が认められ、持続的な寛解に重要であることが明らかとなりました。

一方で、一部の分子特徴は薬物疗法后も依然として健常人と异なっており、これらは现在用いられている炎症度合いや身体机能障害の指标とは関连しない関节リウマチ患者の特徴であることも见いだされました。さらに、患者体内の分子情报に関する公共データを利用した解析から炎症性肠疾患や肥満患者の特徴と共通点が认められることから、これらの疾患の病态解明や创薬への応用の可能性も考えられます。

かねてより产学连携のもとで行われた本研究は、质の高い临床情报と最新の多层オミックス?バイオインフォマティックス技术を统合し、分子的寛解という新たな治疗目标を示す画期的な成果を上げました。今后、関节リウマチの精密医疗の実现や新规创薬に向けた贵重な一歩となることが期待されます。

本研究成果は、2018年7月16日(英国時間)に国際科学論文誌『Nature Communications』のオンライン版に掲載されました。

プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。

プレスリリース(笔顿贵)