午夜剧场

慶應義塾

脳の形态復元により、ネアンデルタール人のほうがホモ?サピエンスより小脳が小さいことを発见-絶灭の背景に脳の机能差が関係か?-

公开日:2018.05.02
広报室

2018/05/02

庆应义塾大学

名古屋大学

庆应义塾大学理工学部機械工学科の 荻原 直道 教授、名古屋大学大学院情報学研究科の 田邊 宏樹 教授を中心とする研究グループは、旧人ネアンデルタール人と新人ホモ?サピエンスの化石頭骨の中に収まっていた脳の形態を、数理工学的手法に基づいて精密に復元する方法を開発し、ネアンデルタール人とホモ?サピエンスの脳形態の違いについて検討しました。解析の結果、脳全体のサイズには大きな違いはないものの、ネアンデルタール人の小脳は、その時代のホモ?サピエンスと比較して相対的に小さいことを世界で初めて明らかにしました。小脳については、基本的には、運動機能に関わる部位と考えられていますが、研究グループは、小脳の相対容量が、言語生成や理解、ワーキングメモリ、認知的柔軟性などの高度な認知能力?社会能力とも関係することを現代人のデータを用いて明らかにしました。一時期共存していたネアンデルタール人とホモ?サピエンスですが、両者の間には脳形態に違いがあり、その違いが環境に適応する能力の差を生み出した結果、両者の命運を分ける要因となったと考えられます。

本研究成果は2018年4月26日(現地時間)に英国科学誌「Scientific Reports」に掲載されました。

プレスリリース全文は、以下をご覧下さい。

プレスリリース(笔顿贵)