2023/03/31
この春、日吉と信浓町、二つのキャンパスで、学生総合センター企画「福泽諭吉先生ゆかりの地を旅する」が开催されました。都仓武之福泽研究センター准教授による案内のもと、さまざまな学部?研究科の学生が参加しました。
福泽諭吉、庆应义塾ゆかりのスポットを巡りながら、知られざる歴史や大切に受け継がれている気风を知るこのツアー。これまでは福泽諭吉が生まれた大阪、子ども时代を过ごした中津(大分県)など全国各地を访れていましたが、昨年は感染症対策の観点から叁田キャンパスをめぐりました。そして今年は、大势の1?2年生が学び数多くの学生団体の活动拠点でもある日吉キャンパスと、大学病院がある信浓町キャンパスを舞台に开催されました。
3月8日(水)に开催された信浓町キャンパスのツアーは、医学部(创设当时は大学部医学科)の初代学部长、北里柴叁郎の名前を冠した北里记念医学図书馆からスタートし、予防医学校舎、お社、食养研究所跡地などをめぐりました。北里は福泽に直接师事したことはありませんが、福泽の援助と助言を受けて、自らの研究に迈进しました。庆应义塾に医学部が设けられたのは福泽亡き后のことですが、北里は福泽の恩に报いるべく、医学部の创设に尽力します。参加者は时にユーモアあふれる都仓准教授の解説を楽しみながら、福泽の后押しを粮に医学の発展に尽力した北里の信念と、それを受け継ぎ、発展させてきた信浓町キャンパスの歩みを学びました。
また3月10日(金)には、都仓准教授と阿久泽武史庆应义塾高等学校长による案内のもと、日吉キャンパスのツアーが実施されました。日吉図书馆(日吉メディアセンター)前の福泽諭吉像をはじめとするよく知られたスポットはもちろん、普段は立ち入ることのできない场所も回りながら、庆应义塾を语る上では欠かせない人物やできごとについて理解を深めました。この日は、日吉台地下壕保存の会にもご协力をいただき、日吉キャンパスに现存する戦时中に作られた地下壕も见学しました。写真、音声など豊富な资料をもとにした説明に加えて、実际に使われていた地下壕を体感することで、戦时下の生活、学びのあり方について考えさせられる机会となりました。
授业、课外活动、学生生活の拠点であるキャンパスは、普段通い惯れた场所でありながら、そこにかつての学生たちの息吹や、支えてきた人々の苦难と喜び、大切に受け継がれてきた気风が隠されていることに気付く机会は、多くはありません。また、いつもは通わないキャンパスを访れると、その违いに惊くこともありながら、その基底にある庆应义塾が共有する雰囲気を感じとることもできます。今回のツアーは、キャンパスに散りばめられた痕跡を一つ一つたどりながら、福泽諭吉の唱える「全社会の先导者」たるべく私学の立场から教育?研究を振兴するという気概を纽解き、戦灾と復兴に象徴される困难とその克服の歩みをたどりました。参加者はこのツアーを通して、自らの学生生活の拠点であるキャンパスを见つめ直し、多くの気づきを得る机会になったことでしょう。
学生総合センターは、例年学生限定のイベントを企画し、开催しています。今回参加できなかった方は、ぜひ次回の企画を楽しみにお待ちください。
撮影:竹松 明季