2021/02/22
2020年度は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、キャンパス内外での学生生活は大きな制约を受けました。不自由な状况の中で不安を抱えながらも、感染防止と学业の継続に努めてきた皆さんに対して、心から敬意を表します。
庆应义塾大学は、昨春の政府による紧急事态宣言をきっかけに、キャンパスを一时闭锁し、授业もオンライン型に切り替えました。その后、安全対策をとりながら教室(自习室)、図书馆、食堂、体育馆など施设の利用と课外活动の再开を段阶的に进め、秋学期には授业も一部対面型を実施しました。
现在、新型コロナウイルスの感染が拡大して再度、政府の紧急事态宣言が発出されており、感染収束への见通しは依然として不透明ですが、2月の一般选抜入试は、受験生が安心して试験に取り组むことができるよう教职员、関係者が一丸となって、感染防止対策や実施体制に工夫を凝らし、キャンパスでの试験を実施することができました。4月には希望にあふれる新たな塾生を迎えることになります。
そこで、2021年度の新学期については、新型コロナウイルス感染状况の推移を注意深く见守りながら、塾生の皆さんがキャンパスに集い、さまざまな学びを十分に体験できるよう準备を进めていきます。
授业については2020年度春学期、急遽、全面オンライン授业に切り替えたことで当初は混乱もありましたが、塾生への通信环境整备の支援、ネットワークの强化や授业支援システム等の整备を行い、オンライン同时双方向型、オンデマンド型など复数の形态で実施することができました。このような経験を通じて、オンライン授业にも、距离と时间の制约からの解放、反復学习や同时双方向の议论が可能となること、また、さまざまな事情でキャンパスへの通学が困难な塾生の学业継続など一定のメリットがあることが明らかになりました。今后は教员と学生の负担軽减など工夫を重ね、対面型とオンライン型のより学习効果の高いハイブリッドな授业形态を模索していきます。
また引き続き、新型コロナウイルス感染症の影响で修学が困难となった塾生への経済的支援や精神的な不安を抱える塾生へのメンタルヘルスケアの强化に努めます。
大学における学问は教室における授业のみで成果が得られるものではありません。教室の内外で、自ら调べ、自ら考える主体的な学びによってこそ、物事の本质を见抜き新たな真理を発见する力が身につきます。また教员との语らいや仲间とのふれあい、さまざまな课外活动や社会経験によって人格が陶冶され、学问を通じて社会に贡献できる総合的な人间力が养われます。庆应义塾の创立者福泽諭吉は「世の中で最も大切なものは人と人との交わり付き合いなり。これ即ち一つの学问なり」という言叶を残しました。正课と课外を両轮とする学びは庆应义塾の教育の根干です。
医学部?病院を拥する総合大学として、世の中の不确かな情报に惑わされることなく、科学的な根拠に基づいて感染防止対策を彻底し、新型コロナウイルスの感染リスクを可能な限り回避したうえで、塾生が安心して学术、文化?芸术、スポーツ、国际交流、社会活动等に取り组めるよう準备を进めます。
慶應義塾は1858(安政5)年の創立以来、理念を共有する有志の協力による民間私立の学塾として、塾生(学生)、塾員(卒业生)、教職員からなる社中協力の力で幾多の危機を乗り越え、日本を代表する総合大学に発展してきました。慶應義塾の塾生は、教え導かれるだけの存在ではなく、社中の一員です。一緒に力を合わせてこの危機を乗り越え、慶應義塾の独立自尊の精神と自由で大らかな学問の伝統を守っていきましょう。
春にはキャンパスに皆さんの元気な姿を见られることを楽しみにしています。
庆应义塾长 长谷山 彰