执笔者プロフィール

稲田 周平(いなだ しゅうへい)
経営管理研究科 准教授専門分野/ 生産政策

稲田 周平(いなだ しゅうへい)
経営管理研究科 准教授専門分野/ 生産政策
庆应义塾大学の理工学部から现在の所属に异动して、もうすぐ3年目を迎えようとしています。もともとは、工场の生产性を高めるための方法论を长く研究していました。知人からは、理工学部からビジネススクールに移った理由をしきりに寻ねられますが、“面白そうだったから”とお茶を浊すことが大半です。本音のところは、日本の製造公司が持続的に成长していくための考え方や方法论を、文系?理系の垣根なく広く探ってみたいとの想いから异动を思い立ちました。
日本の製造公司の平均寿命は40年弱と言われています。卸売り业や保険?金融业といった他の事业分野に比べて製造公司の寿命は长い方ですが、それでも40年程度にとどまります。公司が长期にわたって存続していくことは、それほどに难しいことなのです。
幸いにも、経営管理研究科に移ってからは、工场を访问し公司経営者やマネジメント层から话を伺う机会が大幅に増えました。この中には、业绩を着実に向上させている公司もあれば、业绩が伸び悩んでいる公司もあります。経営学の中では「両利きの経営」と呼ばれる経営理论が以前から提唱されています。公司経営者がこの理论を知っていたか否かは别にして、前者の公司では、両利き理论の核である経営の「深化」と「探索」がバランスよく実践されていることを强く感じます。また、経営理念をはじめとする公司の运営方针が製造现场にも浸透し、それに合致した现场作りが全社を挙げて行われていることも特徴の1つです。いずれにしても、短期的な経営の浮き沉みに一喜一忧せず、长期的な视点での経営がしたたかに行われており、これが高いレベルでの経営の原动力になっているように思われます。
现在の私の问题意识は、こうした成功公司の知见をどのように他の公司に展开し、経営の质の向上に结び付けるかという点にあります。研究者の视点から、公司の実情に基づいた理论的な枠组みを构筑することで、より多くの製造公司が持続的な成长を遂げられる道筋を见出したいと考えています。新たな活动拠点に异动して、私の研究の视野も多いに広がりましたが、一方で、勉强しなければならないことも大いに増えました。より多くの製造公司が持続的な成长を遂げられる方法论を地道に探っていきたいと思います。
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。