执笔者プロフィール

木村 太一(きむら たいち)
経営管理研究科 専任講師専門分野/ 管理会計

木村 太一(きむら たいち)
経営管理研究科 専任講師専門分野/ 管理会計
私の専门は管理会计、特に业绩评価です。近年では、主観的业绩评価の问题に関心を持って取り组んでいます。
业绩评価の基本は、客観的业绩评価と呼ばれるものです。これは売上やコストや利益などといった客観的な指标を用いて、従业员の业绩を评価しようというものです。客観的な业绩とインセンティブを结びつけることで、従业员を动机づけることを意図しています。ただし、客観的业绩评価にはデメリットも指摘されています。たとえば、営业部の従业员の业绩を売上ノルマ达成率のみで评価しようとしたら、当该従业员は无理な営业活动をしてでもノルマを达成しようとするかもしれません。一时的にノルマを达成できたとしても、そのような営业活动をする公司の评判は低下するでしょう。
そこで、客観的な指标による业绩评価の欠陥を补うために注目されるのが、主観的な业绩评価です。上司が部下の働きぶりを主観的に判断して评価を下すことで、客観的な指标による评価では见落とされがちな侧面も评価に组み入れることができるのです。ただし、これには、评価结果にバイアスが入り込むデメリットがあります。あくまで评価者による主観で评価が决まるため、意识的あるいは无意识的に评価が甘くなってしまったり(寛大性バイアス)、皆に似たり寄ったりな评価が付いてしまったりする(中心化バイアス)のです。
バイアスを解消するため、近年、キャリブレーションという実务に注目が集まっています。これは、直属の上司が1次评価をした上で、复数のマネジャーでキャリブレーション委员会を构成し、复数の评価结果を比较検讨して、それぞれの评価が妥当なのかどうかを再検讨するものです。キャリブレーションは、评価の「目线合わせ」「摺り合わせ」「调整」などを意识して行われるもので、必要があれば1次评価の结果が书き换えられることになります。
キャリブレーションによって主観的业绩评価の问题が解决するのかはわかりません。実际、近年公刊された実証研究では、キャリブレーションを导入することで、寛大性バイアスが缓和される一方で、极端な评価が调整されることで中心化バイアスは悪化することが指摘されています。业绩评価に関しては、いまだにより良い制度设计を目指して试行错误が行われている最中なのです。
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。