执笔者プロフィール

篠原 舟吾(しのはら しゅうご)
総合政策学部 准教授専门分野/行政学

篠原 舟吾(しのはら しゅうご)
総合政策学部 准教授専门分野/行政学
日本の行政学は、独自の歴史や制度を踏まえ、英文学术誌で展开される行政学とは异なる学问体系を発展させてきた。これを国产行政学と呼ぶ学者もいる。アメリカで行政学を学んだ私にとって、国产行政学と国际的な行政学の违いをどのように学生に伝えるかが常に悩ましい。
先日秋学期を终え、金沢21世纪美术馆を访れた。フランス人芸术家イヴ?クラインの展示を観るのが目的だ。クラインは、讲道馆から柔道の黒帯を取得した亲日家だったが、1962年心臓麻痺のため34歳で亡くなった。クラインが柔道を通じて精神と身体の関係を追求し、线で括られたアートから色による解放されたアートを标榜したことが印象的だった。
美术鑑赏は趣味でありながら、私の行政研究?教育に新たな発想を与えてくれる。この日もクラインの线と色の概念に刺激され、日本语と英语の行政学の违いについて、うまく表现できるような気になった。
日本の行政学は、庆应や东大をはじめ法学部で教えられることが多く、线の倾向が强い。医疗、教育、治安など多岐にわたる行政を法律や组织で线引きし、効率的な运営を目指す。线の枠组みにより体系づけられた国产行政学は、日本の主な公务员採用方法である笔记试験とも相性が良い。枠组みに基づき试験区分が定められ、志愿者は区分に応じた一定范囲の知识を学び準备する。一方で、近年の国际的な行政学は、枠组みの中にある人间の性质に注目しており、色の倾向が强い。
例えば、ジェンダーや人种など多彩な人间の色を行政组织に反映させようとする代表官僚制の研究が盛んで、男女や尝骋叠罢蚕の人口割合と同様の割合で公务员を採用し、民主的な行政の运営を目指す。代表官僚制下の公务员は、担当する行政领域の専门性だけでなく、多様性を尊重した行动?态度も求められるため、面接などの採用方法が必要となる。
広范な行政の适切な线引きなしに、行政サービスを组织的かつ効率的に提供することはできない。しかし、线の枠组みの中に多彩な人间を见出し、线からはみ出す色も多少许容することで、行政は人间社会をより豊かにできるのではないだろうか。
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。