执笔者プロフィール

大坂 和可子(おおさか わかこ)
看护医疗学部 准教授専门分野/成人看护学、がん看护学

大坂 和可子(おおさか わかこ)
看护医疗学部 准教授専门分野/成人看护学、がん看护学
私たちの生活は、意思决定の连続である。この3年间は新型コロナウイルス感染症の影响を受け、信浓町キャンパスの行动制限缓和后も、会议を対面で行うかオンラインで行うか、旅行に行くか行かないかなど选択に迷うことが多々あった。
医疗においても、どの治疗方法を受けるか、ある治疗(または検査)を受けるか受けないか选択に迷うことがある。どれを选んでもメリットとデメリットがあり、不确実性を伴い、生活や人生に影响する选択はとくに难しく、医师?医疗者も患者とともに决めたいと考える。私が研究活动で出会った乳がん患者は「病気になってから意思决定の连続。1つ扉を开けば、また次の扉が现れる」と教えてくれた。
私は、医疗に関する难しい意思决定に直面する患者の意思决定の质を向上したいと考え、支援ツールである意思决定ガイドの开発や提供の効果に関する研究に取り组んでいる。意思决定ガイドは医师?医疗者の持つ正しい医疗情报と、患者の持つ価値観を共有し、话し合い、决定するプロセスを促すのがねらいである。开発过程では、多くの患者が「自分も前の患者の恩恵を受けている。次の患者がよりよい医疗を受けられるように」と协力してくれた。
欧米では、意思決定ガイドをDecision aidと呼ぶ。研究者らが国際的な組織International Patient Decision Aid Standards(IPDAS)Collaboration を立ち上げ、意思決定ガイドの質を保証するための国際基準を整備している。国際基準は先行研究を踏まえ緻密に検討され、情報バイアスを減らすための項目をいくつも設けている。裏を返せば、ある方法を選ぶように意図的に情報を示すことも簡単にできてしまうということだ。どれが最善かの判断が患者によって異なるため、中立の立場で作成することと、エンドユーザーである患者と医療者に参加してもらい作成することが重視されている。
患者と医疗者が一绪に决めるプロセスを歩むシェアードディシジョンメイキング(协働意思决定)がますます重视されるなか、意思决定ガイドは、患者が自分らしく主体的に医疗に参加する上で重要な役割を担うと考えている。この分野の研究の前进においても、市民、患者、医疗者、研究者が、対等なパートナーとして互いにもつ情报や価値観を共有し、ともに学びながら取り组むことが大切だと考えている。
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。