执笔者プロフィール

曙 紘之(あけぼの ひろゆき)
広岛大学大学院先进理工系科学研究科教授専门分野/材料强度学

曙 紘之(あけぼの ひろゆき)
広岛大学大学院先进理工系科学研究科教授専门分野/材料强度学
学生时代から今日まで「疲労」に関する研究を行っている。といっても我々人间の「疲労」ではなく、金属材料の「疲労」である。我々人间が疲労するのと同じように、金属材料も「疲労」する。负荷が大きいほど、负荷される时间が长いほど疲労による损伤が进んでいく。人间も金属も同じだ。唯一违うのはリカバリーできるかどうか。我々人间はリカバリーの方法を知っている。美味しいものを食べたり、たくさん寝たり……。その方法は十人十色である。金属材料の场合、疲労损伤をリカバリーすることが极めて难しく、多くの场合、疲労は蓄积していくのみである。そして最终的には「破壊」する。时に金属疲労による破壊事故は破灭的な结果に至り、経済的、社会的损失に留まらず、人命の损失すら招くことがある。残念ながら现在の技术では、「疲労しない金属=壊れない金属」を実现することはできない。ただし、「壊れにくい金属」を创製する技术は一歩一歩确実に进んでいる。そのためには、モノがなぜ壊れるのか、そのメカニズムを理解することが大切である。このようなモチベーションから金属疲労を探求する日々を続けている。
金属疲労のメカニズムを解明するには、疲労により蓄积する损伤挙动を観察することが重要であるが、金属材料内部に生じる数ミクロンオーダーの损伤を精度良く観察することは非常に困难である。しかし10年以上前のある日、研究室の学生が惊くほど綺丽な内部损伤の叁次元画像を见せてくれたことがある。闻けば、损伤部付近の断面を研磨し、损伤箇所を顕微镜で撮影した后、0.01ミリ研磨し、新しい断面の损伤箇所を撮影する。これを延々繰り返し得られた膨大な二次元画像を叁次元的に繋ぎ合わせた画像だと説明してくれた。近年の観察装置の进歩は目覚ましく、一昔前では到底観察できなかったものが観察できる时代である。しかし、この学生が作った叁次元画像を见るたびに、そんな高価な最新装置を使わずとも、労力を惜しまず地道に続けることによって、最新の高価な観察装置に胜る结果が得られることもある、と諭されているような気がする。
この画像1枚を取得するための「疲労」は计り知れない。我々人间には疲労をリカバリーできる能力があってよかったと思う。
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。