执笔者プロフィール

永野 寛子(ながの ひろこ)
その他 : 立正大学経営学部教授塾员 専门分野/経営学説史、戦略経営论

永野 寛子(ながの ひろこ)
その他 : 立正大学経営学部教授塾员 専门分野/経営学説史、戦略経営论
近年、私たちを取り巻く环境変化はますます激しくなっており、公司が生き残るためにはそれらに柔软に対応することが求められる。そのためのヒントとして、戦略経営论の领域においてダイナミック?ケイパビリティという概念が注目されている。
米カリフォルニア大学バークレー校のデビッド?J?ティース教授によると、公司は、特定の事业パラダイムを前提として活动を効率化するためのオーディナリー?ケイパビリティ(通常能力)に加え、よりメタレベルの能力をもち得る。それが、事业パラダイム自体を修正したり更新したりするためのダイナミック?ケイパビリティ(动的能力)である。
公司がオーディナリー?ケイパビリティのみにもとづいて活动すると、いずれその事业パラダイムは淘汰されてしまう。なぜならば、公司の意思决定が内向きになって环境との乖离が広がるとともに、コスト削减を追求する中で公司固有の価値基準から乖离する可能性が生じるからである。そのため、ダイナミック?ケイパビリティによって事业パラダイム自体を批判し、公司内外の资源や能力を统合、构筑、再构成することが求められる。
つまり、既存の事业パラダイムと环境や公司固有の価値基準との乖离を明确にし、それを埋めるために新しい事业パラダイムを再构筑しなければならない。なお、复数の事业パラダイムが选択肢として示された际には、公司固有の価値基準にもとづく选択を行うことも必要となる。
したがって、ダイナミック?ケイパビリティ论のフレームワークにおいては、公司は确固たる価値基準を有して価値判断を行うことなしには环境変化に柔软に対応することはできないことが示唆されていると考えられる。価値基準が不明瞭だと结局环境変化に翻弄されてしまい、长期的な価値创造が不可能となるからである。
アイデンティティの确立と自己批判を伴う変革は一见相反するようにみえるが、后者のためには前者が不可欠だという点が大変兴味深い。ダイナミック?ケイパビリティ论は组织を対象としたものではあるが、私自身も自らのアイデンティティを见失わずに知识の成长を続けながら変化の时代を生きていきたいものである。
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。