执笔者プロフィール

矢ヶ崎 香(やがさき かおり)
看护医疗学部 教授専门分野/がん看护学、成人看护学

矢ヶ崎 香(やがさき かおり)
看护医疗学部 教授専门分野/がん看护学、成人看护学
がん看护学を専门とする私は、2年前より高齢のがん患者を対象に面接法(インタビュー)による调査に励んでいた。
ところが2020年初头の新型コロナウイルス感染症拡大により、病院への出入りを控え、研究を休止せざるを得なくなった。不要不急の外出自粛で外来通院する患者数は激减し、闲散とした时期でもあった。都内は紧急事态宣言が长く続き、渐く2020年秋になって短期间だが调査を再开できた。
抗がん剤治疗中のがん患者は免疫力が低下するので日顷から感染予防への意识は高く、コロナ祸ではより彻底している人が多い。この研究は高齢者が対象なので感染を恐れて面接を拒否されるのではないかと悬念したが、予想に反して多くの方が快く研究参加に同意してくださった。これに応えるべく研究者の体调管理、マスク着用、室内换気、患者との距离を保つなど、我々の责务として感染対策を彻底して临んだ。
しかしながら、コロナ祸での面接は想像以上の困难に直面した。例えば、高齢者の中には难聴をもつ方が复数いらした。マスク着用とソーシャルディスタンスはコミュニケーションを大きく妨げた。「多少は闻こえる」という方から「マスクを取って欲しい」と求められた。普段は相手の口の动きを见て、话し言叶の理解を补っているそうだ。そうは言ってもマスクを取るわけにはいかず、笔谈に加え、患者に近づき声を张ってどうにか终えた。别の面接ではフェイスシールドを装着してみたが、声がシールドに吸収されてしまい、スムーズな対话とはいかなかった。コロナ祸の面接は颜の半分がマスクで隠れて表情が见えにくく、双方の距离は远く、难しい。単なる会话ではなく、面接法による调査なので声のトーン、会话の间や表情は非常に重要な情报である。また相手との距离、座る位置は深い思いを引き出す上で重要な要件となる。コロナ祸ではそれらが妨げられ、研究の限界(濒颈尘颈迟补迟颈辞苍)の1つとなった。研究者としては头が痛い问题である。
がん患者から生の声を聴き、真のニーズを理解することが新たなケア开発の基盘になると信じている。また、がん患者との面接は研究者が想像できない重要なことが语られ、示唆を得ることができる贵重な机会である。万全とは言えない条件でご自分の体験を丁寧に语ってくださった方々には感谢の気持ちでいっぱいである。
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。