执笔者プロフィール

近藤 浩之(こんどう ひろゆき)
その他 : 東京経済大学経営学部教授塾員 専門分野/ マーケティング

近藤 浩之(こんどう ひろゆき)
その他 : 東京経済大学経営学部教授塾員 専門分野/ マーケティング
技术环境の変化は市场の在り方にも大きな変化をもたらす。例えば、かつての自动车メーカーは竞合公司として同业のメーカーを意识していれば良かったが、クルマとインターネットの融合が现実味を帯びてきた今日においては、アップルやグーグルなどを强力な竞争相手とみなす必要が出てきた。そうした市场环境の変化を受け、トヨタ自动车は「自动车をつくる会社」から、移动に関わるあらゆるサービスを提供する「モビリティカンパニー」にモデルチェンジすると宣言した。また、闯搁东日本や小田急电鉄は今后の方向性として乗り物のサービス化を意味する「惭补补厂(モビリティー?アズ?ア?サービス)」を强く意识するなど、公司は自らの立ち位置を见つめ直している。このように书くと最近の新たな动向のように思えるのであるが、何故か既视感を覚えてしまう。
かつてセオドア?レビットは、公司が自らの事业や市场を製品中心に狭く捉えてしまうことにより、潜在的な竞争の胁威や潜在的な市场机会を见逃してしまうことを「マーケティングマイオピア(マーケティング近视眼)」と呼んで警鐘を鸣らした。例えば、鉄道会社は自らの事业を「输送事业」ではなく「鉄道事业」と狭く规定してしまったために、旅客?货物输送の需要は増加していたにもかかわらず、その需要を自动车や航空机などに夺われて衰退したというのである。レビットがこの概念を提唱したのは60年以上も前のことであるが、「モビリティカンパニー」や「惭补补厂」はレビットが挙げた例にそのまま対応しているようにすら感じられる。
研究分野としてのマーケティングの魅力の1つに、社会环境の変化に伴って新たな兴味深いテーマが次々に现れてくるということがある。私自身も最近では、消费者によるオンライン情报利用の活発化や、サブスクリプションに代表される所有権の移転を伴わない取引がマーケティングにおいて持つ意味を探求する研究を行っている。しかし、「マーケティングマイオピア」が示すように、マーケティングにはそう简単には変わらない部分もある。兴味深い研究テーマが次々に现れるのはマーケティングの大きな魅力であるが、それだけに、表面的なことのみに流されるのではなく、本质的なことは何かを常に问い続ける姿势もまた重要だと思うところである。
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。