执笔者プロフィール

中村 宜之(なかむら まさゆき)
一贯教育校 中等部教諭(理科)
中村 宜之(なかむら まさゆき)
一贯教育校 中等部教諭(理科)
6月、セイヨウミツバチを中等部の片隅で饲い始めた。理科の授业でのミツバチの生态研究の他、厂顿骋蝉を意识した教育を进める中等部で、ミツバチを中心とした循环や持続可能な一例を作りたい。手探りの1年目は発见の连続だった。
生徒たちのはじめの质问は、「刺されないんですか?」。答えは、「刺されないんだよ」。ミツバチのような花蜂は狩蜂と违って、自分たちが胁かされなければ相手を刺さない。巣箱を开けて作业していてミツバチに警戒されることはあっても、攻撃されたことはない。ハチ=刺すという概念が少し変わる。社会性が高く、役割分担をして少し放っておいても自分たちで生きていく。最近は生徒や教员?用务员さんなどの协力でアンテナが広がり、様々な场所からミツバチの発见情报が届く。5阶に相当する屋上にも飞んできているようだ。
夏の猛暑の中、ミツバチたちは羽で巣箱の中に风を送り换気する。しかし35℃を超える猛暑日が続くと女王蜂の产卵ペースが落ちた。地球温暖化による1℃の気温上昇がミツバチには大きく响く。コガタスズメバチの袭来と虫取り网による駆除の夏が终わり、过ごしやすかった秋が过ぎると、一気に寒くなった。ミツバチの动きが钝くなる。慌てて巣箱に合う保温用のカバーを手作り。温度変化には本当に敏感である。
これらの试练を乗り越えたと思った顷、个体数が急激に减少することがあった。弱ったミツバチや死骸の観察、中等部周辺の昆虫の様子から原因は农薬だと推测した。移动半径が数办尘に及ぶミツバチたちは、蜜や花粉のありかを仲间に伝える能力にも长けている。ミツバチを通して都会でも花の种类と数が多いことがわかる一方、普段の生活では见えない人间の影响が、小さな体のミツバチを通すと良く见えてくる。
これまでの経験を活かすべく、先日、巣箱周辺に花期の长い木の苗を植えた。今后も1年を通して蜜や花粉が多い草木を育てていく。目指す循环は①人间が出す生ごみ→②ミミズコンポストで液肥づくり→③草木の花を咲かせる→④ミツバチが蜜や蝋をつくり、群れが増える→⑤人间がその恩恵を少しいただく、というサイクル。また、集まる花粉の分析から周辺の花の种类を特定するなど、小さな目から见える都会の自然を生徒に伝えていきたい。
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。