画像:カフェ八角塔入口
「カフェ八角塔」は、重要文化财に指定された庆应义塾図书馆旧馆の东侧の八角塔の1阶に佇む、庆应义塾の歴史につながる空间にある。この场所は、かつて「雑誌室」として使用され、戦后は「図书馆事务室」として、直近では展示室として福泽諭吉にまつわる品々が展示されていた。2021年7月、が図书馆旧馆の2阶に开馆されるのにあわせて「カフェ八角塔」としてオープンし、现在はミュージアムショップも兼ねている。
室内は天井が高く开放的、クラシカルな调度品に囲まれ、歴史ある図书馆旧馆の趣を感じさせる空间が広がっている。昭和47(1972)年刊行の『庆应义塾図书馆史』によると、図书馆内に饮食ができるスペースがあるのは今回が初めてではないようだ。大正13(1924)年に小泉信叁図书馆监督が就任すると「入馆者及一般塾生のため、売店设置の必要を认む。但し贩売品はパン、菓子、牛乳、コーヒー、红茶类にして现场にて调理煮炊をせざるものに限る。」という方针のもと、地下に小さな売店が设けられた。いつごろからか、「ライスカレー」が贩売品目に加えられ、昭和10年代には「支那ソバ」が提供されていたらしく、温かい料理で利用者や塾生の食欲を満たしていたという。现在の「カフェ八角塔」にも、コーヒーや红茶、カレー「コルリ」のメニューが并ぶ。「コルリ」は、福泽諭吉が清国人子卿(しけい)着の『华英通语』なる英中対訳の単语集をアメリカで买い求めて帰国の后、英语の発音と中国语の訳语の日本読みとを片仮名でつけて出版した『増订华英通语』に由来する。この书物によって日本で初めて现在の「カレー」を文字で绍介したことにちなんだもので、时を超えて図书馆旧馆内で提供されているのも趣深い话である。
カフェ八角塔の特徴の1つは、、アート?センターや塾史展示馆とのコラボレーションによる限定メニューである。展覧会のテーマにちなんだスイーツやドリンクが提供され、展示の前后に访れる方も多い。6月3日から碍别惭颁辞にて开催される高桥诚一郎浮世絵コレクションの一部を展示する「梦见る!歌麿 谜めく?写楽」展では、期间により歌麿や写楽に着想を得た2种类のパフェが展覧会を盛り上げる。
併设するミュージアムショップでは、碍别惭颁辞や塾史展示馆の展示図録を始め、一部の庆应义塾オリジナルグッズ、福泽諭吉関係の书籍等も扱い、见学の记念に购入できるようになっている。「カフェ八角塔」は、歴史的建筑物内で落ち着いた时间を过ごせるキャンパス内では珍しい特别な场所である。叁田キャンパスを访れた际には、ぜひ立ち寄って、歴史に思いをはせてみてはいかがだろうか。
(编集部)
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。