画像:福澤先生誕生記念会の中で行われる小泉信叁赏全国高校生小论文コンテスト表彰状授与(2023年1月10日)
小泉信叁赏全国高校生小论文コンテストは、卓越した研究者?教育者であり、優れた文筆家でもあった元塾長の小泉信三博士の人格と業績を後世に伝え、青少年の文章表現能力の向上に寄与することを目的として、同博士の没後10年を記念し、1976年に始まった全国の高校生を対象にした懸賞論文制度である。本事業は1967年4月から開始された小泉信三記念慶應義塾学事振興基金を原資として運用されている。この基金は小泉信三博士が学問の興隆を願っていたことに鑑み、学生の勉学、スポーツの奨励をはじめ、国際交流など教育支援を目的にしている。この一環でコンテストが運用されることになったのである。
庆应义塾の悬赏论文制度は、庆应义塾に学び日本の电力产业の発展に大きな功绩を残した松永安左エ门の提唱で1953年に开始したのが始まりとされている。当初から塾生の勉学支援とアカデミズムの活性化を目的としていた。本高校生小论文コンテスト以外にも、1983年の创立125年记念の际には、悬赏论文?悬赏创作の募集が行われ、あわせて216名に及ぶ応募があった。こうした悬赏论文制度は、その后更なる発展を遂げて今日に至っている。
本コンテストは、小泉信叁博士の命日である5月11日に毎年応募を开始する。例年、时流を意识した复数の课题のうち、1つを选択することになっているが、さまざまな切り口の福泽諭吉に関する课题が必ず1つ入るのが特徴だ。小论文として求められる文字数は6000字以上、8000字以内、かなり多い文字数のため、高校生が通常の授业のない、夏休みに书くことを想定している。8月下旬に応募の缔切があり、选考を経て12月1日に、小泉信叁赏、次席は各1名、佳作3名の受赏作を本誌と庆应义塾ウェブサイトに発表することになっている。
さらに、受赏作品は明年の本誌1月号に审査委员による厳しくも温かい选评とともに掲载される。また例年、新年の福泽先生诞生记念会の中で、小泉信叁赏他、受赏者の表彰が行われている。
コンテストへの応募は、当初は原稿用纸に手书きしたものを送ってもらっていたが、近年は、ウェブサイトから小论文のデータを登録することになり、小论文コンテストにもデジタル化の流れが及んでいる。
手书きで何度も书き直すことはなくなったが、文章を书くという基本的な作业は変わらない。考えを言叶として纺ぎ出し、逡巡し、推敲を重ねる时间が、かけがえのない时间であり、受赏が大きな自信になったという受赏者が多い。青少年の文章表现能力の向上に寄与するというコンテストの目的は现在に脉々と受け継がれている。
(広报室)
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。