执笔者プロフィール

小仓 孝诚(おぐら こうせい)
その他 : 教授
小仓 孝诚(おぐら こうせい)
その他 : 教授
今にして、何だか大仰なタイトルを付けたものだと思っている。内容としてはタイトルどおりなのだが、注を合わせて250ページほどの小ぶりな本である。
この本を执笔したきっかけは、旧知の编集者から「小仓先生とフランス文学の関わりを、个人史的に语るような本を书いてみませんか」と提案されたことだった。世间には、学者が自分の研究者人生を振りかえる回想録の类は少なくないが、私はあまり関心がない。
ただ、その编集者の言叶に考えさせられた。自分が大学で学んだフランス文学、その后教师になってから学生相手に讲义をしてきたフランス文学は、そもそも本国でどのようにして成立したのか。换言すれば、フランス语で书かれた文学はいつから「フランス文学」になったのか。
これは国民文学の成立と関连する问题になる。国によって多少の违いはあるが、一般にヨーロッパでは18世纪末から19世纪末にかけて、国民文学が成立したとされる。政治的な统一体としての近代国民国家の诞生がその背景にある。日本でも「国文学」の概念が生まれたのは明治时代のことだ。
それに対して本书では、ベネディクト?アンダーソン流の国民国家论と距离を置いて、フランス文学の成立を思想史的、文化史的な観点から问いかけた。スタール夫人が『文学论』(1800年)において、国民の精神と习俗を表现する営みとして国民文学を提唱し、その后アンペールやタイヤンディエが文学史の基础を筑き、19世纪末にランソンが「フランス文学史」を确立した、というのが议论の大きな流れである。
とりわけ1871年、普仏戦争で喫した败北は、フランス国民に教育制度を改革する必要性を强く感じさせた。その一环として、生徒や学生たちにフランス文学を学习させ、祖国の文化的伟业を自覚させることが重要とされたのだった。
とりわけ1871年、普仏戦争で喫した败北は、フランス国民に教育制度を改革する必要性を强く感じさせた。その一环として、生徒や学生たちにフランス文学を学习させ、祖国の文化的伟业を自覚させることが重要とされたのだった。
小仓 孝诚
白水社
250页、2,750円〈税込〉
※所属?职名等は当时のものです。