执笔者プロフィール

萩原 健(はぎわら けん)
その他 : 国境なき医師団緊急対応コーディネーター塾员

萩原 健(はぎわら けん)
その他 : 国境なき医師団緊急対応コーディネーター塾员
10年以上前、サザエさんを见ていたら「父さんネギを买う」という话があった。波平が仕事帰りにネギを买ってくるよう頼まれて最初は激怒するが、その后买い物袋からネギを突き出して歩く姿を、カツオのクラスメイトの花沢さんが目撃して噂になる话だったと记忆する。そう、一昔前まで、威厳ある父がネギなど提げて帰ってはならなかったのだ。
长年イスラエルにより封锁され、天井のない监狱と言われるパレスチナ?ガザ地区。2023年10月、ハマスがイスラエルに越境攻撃をすると、イスラエルは圧倒的な军事力でガザ地区に大规模な攻撃を开始。攻势は弱まることなく纷争が激化。以来约1年10カ月が経とうとしている。
国际社会の仲介による停戦合意が2025年1月19日に発効されるも、3月18日、イスラエルは大规模な军事作戦を再开する。ガザ保健省の発表によると、死者数は5万人を超えた。国际メディアによるガザ地区での取材は许可されていない。
本书は、私が国境なき医师団(惭厂贵)の紧急対応コーディネーター(现场の活动责任者)として、2024年8月から9月にかけてガザに入って人道医疗援助活动をした记録で、ガザの人々が日々直面している问题やその背景についても言及している。より多角的な视点でガザの问题点を考察し、その意味するところを具体性をもって浮かび上がらせたかったからだ。
昼夜问わず上空を飞び回り、安眠を妨害するドローン、けた违いの武力による陆海空からの攻撃、频繁に出される退避要求に何度も移动を强いられる住民。インフラは破壊され、物资の搬入はとことん制限されている。生きるために必要なものすべてが他者の匙加减に委ねられていることは何を意味するのか。
パレスチナ问题とその歴史については、日本でも多くの研究者、ジャーナリスト、人道支援団体等々が多方面にわたって言及している。ただ、私にはそれらの解説や论考は、いま现在、现场で起きていることから远く离れているように感じられた。このことが、今回私が书き留めなければと强く思った理由でもある。
経済学部を卒业し、石油开発业を経て人道医疗援助活动に。その惭厂贵での活动も17年目に入った。纷争地で突きつけられる现実は、直视するに堪えないときもある。人道とは、尊厳とは何か、常に突きつけられながら活动を続けている。
本书の记録は1年近く前のことではあるが、いまも日々流れてくるガザのニュースを现実味と具体性をもって理解する一助になるのではないかと思う。
萩原 健
ホーム社
260页、2,200円〈税込〉
※所属?职名等は当时のものです。