执笔者プロフィール

笠原 英彦(かさはら ひでひこ)
その他 : 名誉教授
笠原 英彦(かさはら ひでひこ)
その他 : 名誉教授
现行の皇室典范は、日本国宪法とともに1947年に制定された。それから80年近い歳月が流れ、その间に様々な制度的矛盾が指摘されながら、いまだ法改正に至っていない。
戦后の皇室典范が嫡出のみに皇位継承资格を认め、戦前の皇室典范を踏袭してなお「男系男子」を贯いたことは、皇位継承を不安定化させた。1990年代に入り、少子化が进むと、皇室も例外ではなく、皇族の减少が顕着になった。
そこで90年代后半、内阁官房、宫内庁、内阁法制局が赤坂プリンスホテルで极秘研究会を开催し、安定的皇位継承のための皇室典范改正のたたき台が密かに準备された。この原案は、2005年11月、小泉首相の私的諮问机関「皇室典范に関する有识者会议」の报告书に结実された。
その后も、皇位継承をめぐり様々な议论があったが、やはりこの报告书が重要な原点になっていることはまちがいない。报告书は直ちに法案化され通常国会への提出が予定された。しかしその矢先、秋篠宫纪子妃の懐妊が报じられ、いったん议论は棚上げされることになった。
同年9月に悠仁亲王の诞生により、世间ではまるで问题が解决したかのように、议论は镇静化した。しかし果たして、现在の徳仁天皇と秋篠宫の次の世代に1人の男子が诞生したからと言って、皇位継承は安定化したと言えるのであろうか。
比较的若い皇族は、悠仁亲王を除けば、みな女子である。女性皇族は婚姻に伴い、いずれ皇室を去ることが想定される。果たして将来、悠仁亲王を支える皇族は确保しうるであろうか。本书は改めて矛盾を抱える皇室典范について、明治の起草をめぐる攻防から、戦后宪法の一下位法になった现行皇室典范の成立过程を検証し、いまなお解决をみない皇位継承问题の政治的背景を明らかにする。
小泉内阁についで野田内阁、安倍内阁、そして菅内阁がこの问题にアプローチしたが、依然として解决の糸口を见出せずにいる。问题解决には、制度设计とともに手顺研究が重要である。当初から、同问题をめぐっては「男系男子」を墨守する自民党内保守派が问题解决を阻んできた。
本书では、贤明な妥协を辞さない「最大公约数」が追求されている。
笠原 英彦
中公新书
256页、990円〈税込〉
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。