午夜剧场

慶應義塾

『世界への信頼と希望、そして爱──アーレント『活动的生』から考える』

公开日:2024.03.28

执笔者プロフィール

  • 林 大地(はやし だいち)

    その他 : 舞鶴工業高等専門学校非常勤講師、京都大学大学院人間?環境学研究科博士課程

    塾员

    林 大地(はやし だいち)

    その他 : 舞鶴工業高等専門学校非常勤講師、京都大学大学院人間?環境学研究科博士課程

    塾员

あの修士论文、书籍化したいよなあ──指导教官がそうぼそっと呟いたことがすべての始まりだった。

本书は、ハンナ?アーレントの主着『活动的生』を「世界」概念を主轴として読み解くことを目的としたもの。主题は「诞生」と「死」、そして「出生性」と「不死性」。修士论文に加笔修正を加え、本书は出上がった。アーレントが『活动的生』を通じて私たちに伝えようとしたメッセージは何だったのか──ずっと考え続けていたのはこの问いだった。

修士论文を书いているとき、まさかこれが1册の本になるとは思ってもみなかった。けれども、指导教官に编集者の方を绍介してもらったその瞬间から、いろいろなことが动き始めた。1年前の自分に言っても、たぶん信じないだろうと思う。

本书を作るうえで大事にしたのは、「私という人间はアーレントをこう読みました」ということの表明となるような文章を书くこと、言いかえれば、私という存在がそこに透けて见えるような、そんなアーレント研究にすることだった。たしかに「私」を前面に出すのは研究のご法度かもしれない。しかしそれでもやはり、たとえひそかなかたちであれ、私がこれまで生きてきた証しのようなものをそこに笼めることができる本にしたかった。

小林秀雄が『人间の建设』で述べた言叶「学説は书きますよ、知识は书きますよ、しかし私は人间として、人生をこう渡っているということを书いている学者は実に実にまれなのです」、あるいは大江健叁郎が『文学ノート』に书いた言叶「作家は、自分にとってこの世界のなかに実在しているとはこういうことなのだ、と、かれより他の人间にたいして连络したいのである」、私はこれらの言叶から影响を受けた。

だからこそ、加笔修正の结果、字数が大幅に増えてしまったことを恐る恐る伝えたときの编集者の方の言叶──字数については気になさらず、とりあえずは思いのたけ、存分に书いてください──は、この「私」を前面に出すスタイルが肯定されたようで、本当に嬉しかった。

私は今でもこの言叶に励まされている。

林 大地

みすず书房

424页、4,180円〈税込〉

※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。