执笔者プロフィール

安藤 寿康(あんどう じゅこう)
その他 : 名誉教授
安藤 寿康(あんどう じゅこう)
その他 : 名誉教授
のっけからネタバレで恐缩だが、このタイトルへの答えは「胜てる」とも「胜てない」とも言っていない。そもそも出版社から依頼されたのは亲御さん向けに行动遗伝学をわかりやすく绍介することだったので、特定のタイトルを想定して执笔したのではなかった。校正が进む中で、そろそろタイトルどうしましょうかとなってから、お任せしますといって、このタイトルになった。
无责任かもしれない。今年、相次いで刊行させていただいた新书は、『能力はどのように遗伝するのか』(讲谈社ブルーバックス)も、橘玲氏との対谈『运は遗伝する』(狈贬碍新书)も、タイトルはすべて出版社任せである。そもそも行动遗伝学が扱うテーマは、タイトルひとつに要约できるような単纯な话ではなく、読んでいただければわかる人にはわかる、わからない人にはわかってもらえない、世に出した时から独り歩きすることも承知しているので、じたばたしても仕方がないから、出版社の见识と戦略にゆだねることにしている。
行动遗伝学に、大学院时代から定年を迎えた今年まで、40年あまり関わり続けた。その间、知能、学力、パーソナリティなどの心理的侧面から、个人を取り巻く环境の诸侧面まで、遗伝の影响が无视できないことを示す顽健なエビデンスを绍介しながら、教育との関係を考え、いまに至る。特に近年、顿狈础の配列を调べると、个人の知能や学力をある程度予想できるようになった。要するに生まれた时に顿狈础を调べれば、自分の子どもが庆应に入れそうか无理そうかが、ある程度の确率で言えてしまうようになったのである(これはデータのある白人の话で、日本人では幸か不幸か今のところわからない)。
そんな研究は优生学だと批判するとしたら、そういうあなたが优生思想に加担していることになる。なぜならこの事実を知らないふりをする限り、遗伝的に有利な人が得をするという状况は永远に変わらないからだ。
ではどうすれば本当の平等が达成できるのか。简単な解决策などない。しかしせめてこの状况を理解するのに必要な知见を绍介し、広く考えてもらいたいと思っている。
安藤 寿康
朝日新书
256页、935円〈税込〉
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。