执笔者プロフィール

冈本 正(おかもと ただし)
その他 : 銀座パートナーズ法律事務所代表弁護士塾员

冈本 正(おかもと ただし)
その他 : 銀座パートナーズ法律事務所代表弁護士塾员
高台の避难所は、住まいや仕事を一瞬で夺われた者の悲愴な声で満ちていた。ローンが支払えない、生活费がない、この先どうやって生きていけばよいのか。2011年3月11日の东日本大震灾直后から被灾者の声を聴き、支援活动のみならず、既存の法制度の限界を指摘し法改正や新规立法を诉えていたのは、弁护士たちだった。法律家も巨大灾害に対し无力ではなかったのである。
当时の私は弁护士8年目で、偶々、内阁府に出向中の官僚でもあった。何かできることはないかと日弁连灾害対策本部の门を叩き、兼业を许されて集约分析した被灾者の声は1年で4万件を超えた。视覚化された声をもとに法改正を提言し、実现に至るまでの激しい攻防の场に几度となく立ち会った。法が生まれる轨跡を记録し、未来へ伝える役目を谁かが果たさねばと考え、新しい学问「灾害復兴法学」の创设を提唱した。縁が重なり东日本大震灾の翌年には庆应义塾大学で讲座が诞生した。その后も复数大学で灾害復兴法学讲座の新设が进んだ。
処女作『灾害復兴法学』から9年、続编『灾害復兴法学Ⅱ』から5年、ずいぶん寄り道や回り道をしながら、ようやく3册目に辿り着いた。东日本大震灾や熊本地震の復兴政策の轨跡を缀った既刊のその先、西日本豪雨など近年激甚化する気象灾害や、未曾有の新型コロナウイルス感染症祸を乗り越える法制度変革の歩みを缀った。感染症と灾害の対策が相互に影响しあい、「人间の復兴」を目指すオール?ハザード?アプローチへと迫るダイナミックな动きを感じていただけたら嬉しい。
固い书名を付けてしまい、本来目にしてほしい皆様に本书や既刊が届いていないであろうことを反省しているが、时折、见ず知らずの高校生の読者からもお手纸をいただくことには大いに报われた気がしている。本书は法律専门书ではなく、法律学の前提知识は一切无用。诞生以来、多くの皆様にご支持をいただいた灾害復兴法学教室の再现であり、法改正の轨跡と被灾者の生の声を记録し、あるべき復兴制度の姿を提言するノンフィクションである。本书が新たな危机に立ち向かう知恵を、次の100年へ伝える手段になれたらと愿う。
冈本 正
庆应义塾大学出版会
416页、3,300円〈税込〉
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。