执笔者プロフィール

横河 健(よこがわ けん)
その他 : 建築家特选塾员

横河 健(よこがわ けん)
その他 : 建築家特选塾员
慶應義塾で建築を志している人は未だ数少ないようで、今でこそ理工学部や环境情报学部には建築を学べる研究室があるようですが、私自身が慶應義塾高校から芸術の世界に行きたいと思っていた1968年頃ではさらに狭く、文学部に美学があったくらいで建築には程遠かった時代でした。早稲田に医学部が無く、慶應に建築が無いことが我が国の教育界の七不思議の1つと言われていた時代のことですから。
建筑とは……私たちの日常の暮らしに最も関係しているにもかかわらず、あまり意识されていないものかも知れません。つまり空気のような存在? 否、そんなことはない。いわゆる建物?「ビル」と「建筑」との违いなのではないかと思うのです。……しかしながらここでその违いを説明すると多分この原稿、つまり拙着の绍介ができなくなるので别の机会とします。ただ一言だけ付け加えておくけれど、皆さんがどこか旅行に行って「あれ见た?」とかいうのは大抵建筑なのです。
同じように私が建筑家として仕事をしていてもなかなか难しいのは、日本の(特殊な)社会构造によるところが大きく、建筑家とは? が理解されにくいところがあります。……ということで、皆様にとって最もわかりやすい建筑である「住宅」を例に『美しい住宅へ』という本を书き始めたという訳です。建筑に限らず私たちが「うわーっ美しいなー」と感じる経験を住宅の场合に置き替えて分解してみせたこと、光?风?窓?家具?建具、あるいは日本らしさとは何か? モダンとは何か?……実际の仕事で出会ったクライアントたちとのエピソードを交えて、分かりやすく解説してあります。
しかしながら、美しさに必要なことを建筑家はどのように考えるか?を纽解いていたはずが、次第に日本の特殊な社会制度の话になってきてしまいました。なぜ日本の街は外国のように美しくならないのだろう?
なぜ高级住宅地と言われていた田园调布?松涛?成城?芦屋が今は美しくなくなってきているのだろう?
逆になぜこんな建物が生まれてきてしまうのだろうか? それは望まれて生まれた建筑なのだろうか? と问わざるを得なかったのです。
横河 健
左右社
240页、2,860円〈税込〉
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。