执笔者プロフィール

吉川 肇子(きっかわ としこ)
商学部 教授
吉川 肇子(きっかわ としこ)
商学部 教授
本书は、リスク?コミュニケーションをキーワードに、リスクについての基本的な议论を、心理学的な视点から绍介したものである。
执笔のきっかけは、筑摩书房の编集者の方から、长文の自笔の执笔依頼を书简で顶いたことである。自笔の书简をもらうことなどまずない経験なので、即座にお引き受けした。
私は、论文も含めて书くものはすべて构成を决めてから书く。したがって、构成の相谈には时间をかけた。论文なら、「リスク?コミュニケーションとは」とか、定义から书き始めるようになりがちである。そうではなく、こういう章立てはどうか、などと丁寧にアドバイスしてくださった编集者の方には、本当に感谢している。
执笔の际気をつけたのは二点である。第一は、私から提案して编集者からも了承を得ていたのだが、コロナのような最近の事例をできるだけ入れないことである。最近の事例を取りあげたら、今はわかりやすくとも、数年もすれば细かいことは忘れられてしまう可能性が高い。それよりも、たとえ古い话であっても、将来同じようなことが起こりそうな事例を积极的に绍介した。たとえば、公害や薬害の多くは、后遗症の认定や裁判に长期间を要している。现在进行形で起こっている事象でも、同様なことは起こりうる。
第二に、2016年から岩波书店の雑誌「科学」で间欠的に5回ほど危机管理に関する论考の连载と、别途コロナ関係の2本の论考を书いていたので、その内容と重复しないようには、最も気を使ったところである。
ただ、上记の自分ルールも厳密には守りきれないところもあり、コロナの话がちらほら出てきたり、「科学」と微妙に重复があったりはする。この点については、読者が寛容であることを愿うのみである。
この分野で现在出ている本としてはベストの书という、お世辞の言えない友人の评価も得ているので、皆さんには是非ご购入を勧めたい。
ここだけの话だが、本书には、笔者が约20年の京都生活で习得した、微妙に「いけず」な表现を、ところどころに入れてある。熟読してそれらを発见していただくのも、読む楽しみの1つに加えていただければなお幸いである。
吉川肇子
ちくま新书
240页、946円〈税込〉
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。