执笔者プロフィール

驹崎 弘树(こまざき ひろき)
その他 : 認定NPO法人フローレンス代表理事塾员

驹崎 弘树(こまざき ひろき)
その他 : 認定NPO法人フローレンス代表理事塾员
社会课题に取り组む人々の间で知られている「溺れる赤ん坊のメタファー」という寓话がある。それはこんな话だ。
あなたは旅人だ。旅の途中、川に通りかかると、赤ん坊が溺れているのを発见する。あなたは急いで川に飞び込み、必死の思いで赤ん坊を助け出し、岸に戻る。
安心してうしろを振り返ると、なんと、赤ん坊がもう1人、川で溺れている。急いでその赤ん坊も助け出すと、さらに川の向こうで赤ん坊が溺れている。
そのうちあなたは、目の前で溺れている赤ん坊を助けることに忙しくなり、実は川の上流で、1人の男が赤ん坊を次々と川に投げ込んでいることには、まったく気づかないのだ。
これは「问题」と「构造」の関係を示した寓话だ。问题には常に、それを生み出す构造がある。目の前で溺れる赤ちゃんという「问题」に対処しながらも、投げ込む男がいて悲剧を生产し続けるという构造に対し、男を止めることで构造を変えなくてはいけない。
この、「構造」に対してアプローチする民間の人々のことを、政策起業家と言う。アメリカではPolicy Entrepreneur と呼ばれる人たちが非営利シンクタンク等を創業し、政府や官僚に働きかけ、政策を次々に実現している。
政策起業家は、このPolicy Entrepreneur の直訳だ。現代日本にこそ、この政策起業家が必要だ。なぜか。コロナ禍における政府の失態の数々。疲弊する官僚機構。失われた30年とも言えるような経済の停滞。進行し続ける少子高齢化。爆速のテクノロジーの発展と古くなり続ける法律群。そしてグローバルな気候危機はすでに日本に大きな水害をもたらし始めている。
もはや政治家や官僚だけに政策立案を任せられる状况にないのは、火を见るより明らかだからだ。
本书は、この政策起业のやり方を、私自身の政策起业家としての歩みとともに绍介している。この本を読み终わった后に、あなたは気づくかもしれない。「なんだ、政策を変えるって、意外と谁でもできるんだ」と。あなたにそんな惊きをプレゼントしたい。
驹崎弘树
ちくま新书
288页、968円〈税込〉
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。