执笔者プロフィール

名执 雅子(なとり まさこ)
その他 : 日本電気株式会社顧問、元法務省矯正局長塾员

名执 雅子(なとり まさこ)
その他 : 日本電気株式会社顧問、元法務省矯正局長塾员
人はなぜ犯罪に至るのか。この社会から犯罪をなくすにはどうしたらよいのか。答えのない问いに対峙し、刑务所や少年院で罪を犯した人に向き合う矫正という仕事。社会の治安と秩序を守るとともに、対象者を更生に导く、法务省の仕事である。
刑务所は凶悪犯や暴力団が入る怖い所というイメージに反し、今や窃盗を繰り返す高齢者や孤独な薬物事犯者ばかりが目立つ。暴走族を见なくなり非行少年の数は激减したが、彼らの苛酷な生育歴には胸が詰まる。これが今の日本の矫正施设だ。
どんな人が刑务所や少年院にいるのか、罪を犯した人を社会がどのように扱うかは、その时代の、その社会の、歪みを映す镜となる。
2003年の「行刑改革」を契机として、刑务所は闭ざされた密行主义から「开かれた矫正」へと転换し、同时に対象者への改善指导を积极的に行い始める。外の力が刑务所の中に入り、受刑者の処遇はもちろん、出所后の就労支援、福祉?医疗への桥渡し等の更生支援?再犯防止策も格段に进むこととなった。それにつれて内部も変わり、矫正施设は多分野の専门职がともに働く、多様性を良しとする组织に変わってきた。
私は、1983年に法务省に入り、2020年に矫正局长を最后に退职した。37年の仕事人生のちょうど半ばにこの大転换期を迎え、私自身の仕事に向かう姿势も锻えられた。この経纬は本誌(2020年2月号)のインタビューで语っている。
日々の地道な営みは消えていく。でも、今の矫正は当たり前にあったわけではない。女性の働く环境も大きく変わった。男性中心の组织の中で取り组んだことは、少数派への眼差しを强くする挑戦だった。仕事を通して考えたことを、退职后、一気に书いた。忘れないうちに。
罪を犯した人を社会はもう一度受け入れられるだろうか。最后の関门は、社会における偏见と孤立の问题だ。
「加害者には厳正に刑罚を科してほしい。でも出所したら更生して二度と被害者を生まないでほしい」という犯罪被害者の思いに応え続けなければならない、矫正という仕事。目立たないが、社会や人间にとって根源的な问题に立ち向かう、大事な仕事であることを伝えたい。
名执雅子
小学馆集英社プロダクション
272页、1,980円〈税込〉
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。