执笔者プロフィール

铃木 正崇(すずき まさたか)
その他 : 名誉教授
铃木 正崇(すずき まさたか)
その他 : 名誉教授
2018年4月、大相扑の舞鹤での地方巡业中に、土俵上で挨拶中の市长が突然倒れ、医疗関係者の女性が救命のために土俵に上がった。「女性は土俵から降りて下さい」というアナウンスが相扑関係者から流れ、人の生命に関わる事态なのに「女人禁制」とは何事かと非难が巻き起こった。この出来事を契机に、「土俵の女人禁制」だけでなく、山岳霊场や祭礼、酒造りやトンネル工事などの「女人禁制」を问题视する议论が沸腾し、『女人禁制』の着书がある笔者のもとには、新闻や週刊誌、テレビやラジオなどの取材が杀到した。本书では、その时の経験をもとに、ジェンダーの议论を踏まえ、文化人类学の立场から女人禁制について再考して今后の课题を提示した。
第1章の「相扑と女人禁制」では、伝统とは何かについて考察し、现在の相扑の伝统の多くが明治42年(1909)の初代国技馆开设以降の「创られた伝统」であったことを明らかにした。相扑は国技という言説も近代の创造である。「土俵の女人禁制」は近代に导入された表彰式で顕在化したことを指摘し、今后の改良すべき方向性を示唆した。
第2章の「秽れと女人禁制」では、女人禁制や女人结界の生成と変化をたどり、禁制の理由とされる女性の秽れの考察を行い、圣地や霊场の禁忌、女性観の変貌を论じた。近代では女人结界の解除后の动きや、现代のマスコミの女人禁制概念の拡大に関しての批判的検讨を行い、最后にスリランカやインドの秽れ観を取り上げ日本との比较研究を通じて秽れの一般论を展开した。
第3章の「山岳信仰とジェンダー」では、女人禁制に関する言説を歴史、习俗、社会运动、差别に分け、ジェンダーと関わらせて论じた。现在も女人禁制を継続する大峯山の山上ケ岳山麓の洞川を中心に変迁を検讨して、讲集団や修験道との関わり、国立公园や世界遗产による影响を论じて今后の课题について検讨した。
女人禁制に関しては、反対派は「差别」から议论を始め、维持派は「伝统」にこだわり平行线をたどってきた。本书は差别と伝统のニ者択一を乗り越えて、多様な选択肢があることを示唆し、开かれた対话と议论を促す実践的试みである。
铃木正崇
法藏馆
388页、2,750円〈税込〉
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。