执笔者プロフィール

森林 贵彦(もりばやし たかひこ)
その他 : 高校野球部監督野球部監督一贯教育校 幼稚舎教諭
森林 贵彦(もりばやし たかひこ)
その他 : 高校野球部監督野球部監督一贯教育校 幼稚舎教諭
2018年8月5日夕刻、甲子园でのサヨナラ胜ちに歓喜するアルプススタンドをグラウンドから仰ぎ见た。あの光景を忘れることはない。老若男女の塾员、塾生を中核とする応援は终始凄まじく、试合中に监督である私も思わず鸟肌が立った。
2020年、コロナ祸の影响で春夏の甲子园は中止になったことはニュースになるほど注目度が高い。国民的行事として定着しているように见える。しかし今、高校野球は终わりの始まりにいる。大袈裟ではなくそう确信している。2年前に出场した夏の甲子园は100回记念大会だった。大観众に见守られ、大声援に后押しされる大舞台に立つのは本当に幸せな経験だった。しかし、このままで200回大会は迎えられるのか。私には危机感しかない。
甲子园がすべて、胜利がすべて。そんな甲子园至上主义、胜利至上主义が、本来最も大切にされるべき高校野球の価値を歪めていないだろうか。今こそ、高校野球に関わる者がその価値を认识し、さらに高める努力をしなければならない。それができなければ高校野球は衰退の一途を辿ることになるだろう。
では、高校野球の最大の価値は何か。それは、高校生のうちに胜利も败北も、成功も失败も経験しながら、自ら考えることの大切さに気づき、考える习惯を身につけていくことである。坊主头や过度な挨拶、强制的な长时间练习、上意下达の人间関係。これらに象徴される前例踏袭、思考停止、现状维持、全体主义の古い体质。このような环境下で未来の日本や世界を背负って立つ人间は育つのだろうか。「今のままではNo」である。
ではどうすればよいのか。自分のチームの胜ち负けだけではなく、広い视野を持ち未来を见据えて、高校野球を変えていかねばならない。それが高校野球だけでなく、日本のスポーツや社会そのものを変革することにつながるのではないか。そのような思いを1册の本にまとめた。野球関係者だけでなく、広く社会を先导されている皆様にぜひ読んでいただきたい。スポーツの価値、教育机関の価値、公司の価値、国家の価値とは何かと思考を広げるきっかけになれば幸いである。
森林 贵彦
东洋馆出版社
192页、1,400円〈税抜〉
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。