执笔者プロフィール

篠原 かをり(しのはら かをり)
その他 : 作家塾员

篠原 かをり(しのはら かをり)
その他 : 作家塾员
大学に入学するまでは、昆虫一筋の子供だった。大众人気を胜ち得ているとは言い难い昆虫の新たな可能性を切り拓くことで昆虫人気に贡献したいと思い、大学の门をくぐった。
学部生の顷は、当时流行していた昆虫食の研究を行った。そこで出会ったのがネズミである。昆虫由来のタンパク质をマウス(ハツカネズミ)に与え、遗伝子発现や表现形、行动に表れる违いを解析する実験だった。実験动物としてのネズミに出会ったことがきっかけで、今ではネズミの沼に肩まで浸かり切ってしまっている。この面白さからは今后も逃れられないだろう。
ネズミは哺乳类最大の种类を夸るグループで、言わずと知れた実験动物の王様である。実験动物として最も多いのがマウスという小さなネズミ、次いでラット(ドブネズミ)だ。このラットというのがこの上なく爱らしい生き物で、子猫と子犬の中间の性格といえば、その可爱さが伝わるだろうか。爱情深く感情豊かで元気に満ち溢れている。
私のネズミへの贔屓目がそう见させるのではない。ネズミが感情豊かで情に厚い动物であることは多くの研究が証明している。例えば、类人猿を除いて今のところ唯一笑い声をあげることが知られている动物はネズミだ。ネズミは游んでいる时や抚でられている时に人间に闻こえない高い周波数の声をあげていることが分かっている。仲间を见捨てないことを示した研究もある。そんな性格の良さを感じさせる一方で、妬み嫉みの感情を持っていることも分かっている。
しかし、それこそがネズミの魅力の真髄だ。人间に存在する负の感情も生存のためのひとつの武器であることを里付ける証拠となるからだ。人间はネズミを通して自らを知るために研究を行う。本书はそんなネズミの姿から人间を考えるエッセイである。最新科学研究から古の文学までネズミの魅力を伝えるための资料を集めて执笔した。この本を书いた动机はただひとつ。大众人気を胜ち得ているとは言い难いネズミの人気に贡献することである。ネズミという小さな隣人の类い稀なる魅力が伝われば、ネズミオタクとしてこれ以上の幸せはない。
篠原 かをり
徳间书店
208页、1,500円〈税抜〉
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。