执笔者プロフィール

今井 むつみ(いまい むつみ)
环境情报学部 教授
今井 むつみ(いまい むつみ)
环境情报学部 教授
ことばの力が子どもの学力に大きな影响を与えることは多くの人が経験知として同意する。子どものことばの力を伸ばすための指南书はたくさん出版されていて、研究者が书いた良书もあるが、科学的には纳得できないことを书き连ねた本もある。言语発达について専门的な知识がない読者にとって、どれを信じたらよいのかよくわからない。このような状况で、选択する侧にとって必要なのは、「なぜ」その方法がよいのかがわかることである。しかし、ほとんどの本は、「子どもの语汇を倍増する」方法を自信たっぷりに主张するものの、その根拠は书いていない。
本书は、なぜ多くの人に実践されている方法(例えば、フラッシュカードなどで単语を暗记させる方法)が长期的にはあまりよい结果をもたらさないのかを、ことばの発达の仕组みから説明し、言语学や発达心理学について専门的な知识をもたない読者にも理解?纳得してもらいたいという思いから执笔した。ことばの意味は、基本的に大人が教えることのできないもので、子どもが自分で推论することでしか覚えられない。子どもは「ことばの探侦」である。推论のしやすい状况を作るのが大人のできる最大のこと。本书では、自分自身の研究も含め、発达心理学の数多の研究のエビデンスから、子どもの推论の助け方を提案している。
本书が他书と违うもう1つの点は、ことばの発达と考える力の関係を科学的にわかりやすく説明しているところである。子どもはことばを使うために推论し、覚える。その过程で、ことばを使う力だけでなく、考える力も伸びる。考える力とは、问题を解决したり発见したりする力であるが、それを下支えするのは、脳内で情报を取捨选択し、必要ない情报を抑制するような情报処理システムである。幼少期から児童期にかけてたくさんのことばの意味について推论することは、この脳内情报処理システムの成长を促す。それは学力の伸びにもつながる。すべての教科において、読み、闻き、理解するためにはこのシステムを有効に使うことが不可欠だからである。つまり、ことばの意味を推论し、语汇が豊かになればなるほど、考える力も伸び、学力も伸びていくのである。
今井 むつみ
筑摩书房
160页、1,300円〈税抜〉
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。