执笔者プロフィール

諏访 正树(すわ まさき)
环境情报学部 教授
諏访 正树(すわ まさき)
环境情报学部 教授
「间合い」という言叶は実にふわっとしている。身体は确かに感じているが、一言では表现し尽くせない暗黙性の高い现象だからである。それ故であろう、「间合い」を探究した研究は过去にあまりない。身体知やコミュニケーションの认知を探究してきた认知科学者たちの真新しい挑戦である。
「间」はスペースや距离を意味する。しかし、対人竞技(例えば、剣道)を考えればわかるように、「间合い」は、竹刀と竹刀の、身体と身体の物理的距离や物理的时间のズレだけで捉えられる概念ではない。「自分の间合い」とは、対戦相手を居つかせ自分だけが攻め手を繰り出せる心身の状态である。「合」の存在が、この概念を一层难しくしている。
竞合的なシーンだけの概念でもない。协调的な间合いの事例として、谁かと立ち话をする场面を考えよう。2人称の立场から相手の想いや体感を共感しながら、喋りを意図的にかぶせたり间を置いたりという时间的调整や、立ち位置、及び身体の距离や向きという空间配置の调整を何気なくしている。声色、语気の强弱、表情、视线、ジェスチャーなども含めた、その全体性が协调的な间合いを构成する。
本书は、间合いは生活のありとあらゆる场面に遍在することを示唆するものである。対人竞技の事例として野球、サッカー、柔术を、生活の事例として普段の何気ない会话と、歯科诊疗における歯科医师?患者のやりとりを取り上げた。フィールド调査の研究者と対象コミュニティの间に生まれるラポール(本书では、地域の祭りの运営母体のメンバーと研究者)も兴味深い事例である。
「间合い」は対人场面だけに留まらない。建筑空间における居心地は、人と空间(存在するモノとその配置)が出逢うという「间合い」かもしれないという仮説も绍介する。
いずれの探究も、実験室から世のフィールドに出て现场で生じている现象に着眼し、自らの身体?他者?モノの间に生じている相互作用を1人称视点で観察?记述することを础にしている。それなしに间合いの研究はできない。暗黙知の探究のために学问はどうあるべきかを问う书でもある。
諏访 正树
春秋社
272页、2,200円〈税抜〉
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。