执笔者プロフィール

池田 年穂(訳)(いけだ としほ)
その他 : 名誉教授
池田 年穂(訳)(いけだ としほ)
その他 : 名誉教授
着者による『暴政』は、原着?翻訳とも2017年に刊行された。
「20世纪の歴史に学ぶ20のレッスン」という副题通り、1930年代からの全体主义に现代を重ね合わせ、いかにしてポピュリズムや新たなファシズムを避けるかの指针としておよそ20言语に訳され、评判を呼んだ。本书はそれをさらに进化させ、また素材としての史実を21世纪に引きつけて语ったものである。出版社のHPの本书の特设ページに「訳者からの一言」を求められたが、そのなかに次のような表现を挟んだ。
〈「いやな感じ」が世界中に蔓延しているように思える。身近にもある。
訳者は、徒(いたずら)に理想论を振りかざす気はないし、いわんや国士的発言などけして好まない人间だが、それにしてもと思う。なぜ、政治における最强の武器であるべき「言叶」を鸿毛より軽いものとし、公文书の管理すら蔑ろにし、官僚机构に「忖度」を强い、批判的であるがゆえに存在意义を持つジャーナリズムの口を封じ、権力の健全な継承原理さえ危険に晒し、齟齬矛盾の类を口にして恬として耻じずにいられるのか?〉
本书では、必然性の政治と永远の政治、スキゾファシズム、サド?ポピュリズムといった着者による造语が駆使される。そのうえで、上巻では、いかにしてプーチンが権威主义体制(オーソリタリアニズム)を筑いたか、そしてその体制をヨーロッパやアメリカに输出したのかを解き明かす。白眉はウクライナを巡る攻防である。某全国纸のヨーロッパ総局长の口癖は、EUにとっての课题は、1にウクライナ、2に难民、3がブレクジットである。ロシア(帝国志向)とEU(统合志向)のせめぎ合いにはEUの存亡がかかっているし、ウクライナはその主戦场なのだ。
下巻では、ロシアが、サイバー攻撃やプロパガンダ、资金援助をもって、アメリカ版オリガルヒのトランプを大统领にした过程が语られる。逆累进税や衰えぬレイシズムなどで富の偏在化が急速に进むアメリカ社会。ヨーロッパ同様アメリカにも、ロシアのシンパが多数登场している。
着者が强く诉えている「歴史の復権」こそが、「フェイクデモクラシーと新たなファシズム」(副题)を防ぐための最良の手段であろう。
池田 年穂
庆应义塾大学出版会
上巻:276页、下巻:248页、各2,500円〈税抜〉
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。