执笔者プロフィール

奥村 忍(おくむら しのぶ)
その他 : みんげいおくむら店主塾员

奥村 忍(おくむら しのぶ)
その他 : みんげいおくむら店主塾员
蓝染めの美しさに魅了され、アジア各地を歩き回ってたどり着いたのが中国の贵州省だった。贵州省は最贫の省と言われてきたが、少数民族の人たちが守ってきた手仕事のすばらしさは他の地域を圧倒するものがある。たとえば民族衣装だ。棉(わた)から糸を纺ぎ、それを织り、染め、时にはろうけつ染めや刺繍を施し、家族の日常着にしてきた。かつてはその全ての工程を各家庭の女性が担っていた。着古したものを缮ってまた着た跡はそれ自体がアートのようにも见える。日本のそうした襤褸(ぼろ)が世界の市场で高腾を続けているが、中国の贵州?云南のそうしたものも同じように世界中で価値を高めている。1枚の布に投影された母亲の爱情は见るものを感动させるのだ。
私は今回书籍にまとめた贵州省と云南省のみならず、手で作られる暮らしの道具を求め中国全土を歩き回っている。そんな时、ふと学部时代に杉浦章介ゼミで経済地理学を学び、ゼミのフィールドワークで东京を歩き回った日々を思い出す。视点もアプローチも违うが、あの顷からずっとどこかを歩き回っている。
本书は前半に云南省のことを书いている。云南省は中国の西侧に位置し、面积は日本よりも広い。ベトナムやミャンマーと接する南部は亜热帯でいわゆる东南アジア的気候や文化だが、北部のチベット族が暮らす地域は3,000メートルを超える场所も多く、暮らしがまるで违う。生活の道具も当然违っている。
一方后半に书いた贵州省は、云南省と隣接するが全体に高原のような気候で、夏场の暑さも比较的穏やかだが「天に3日の晴れなし」と言われるように日照时间が短い土地。山に暮らすことを好む少数民族たちの暮らしにはユニークな伝统文化が今なお残る。南东部で経験した、トン族の人たちが食べるヤギや牛の胃袋の消化液の锅は、言わずと知れた中国の人たちの深く広い食文化の中でも奇食とされている。
纪行ではあるが、このエリアを旅しようと思うとあまりにも情报が少ないので、参考になるような情报を记している。言语、祭り、食、工芸、とどんな方面からでもユニークさを感じられるこれらの土地を多くの人に知ってもらいたい。
奥村 忍
青幻舎
296页、2,500円(税抜)
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。