执笔者プロフィール

岩井 克己(いわい かつみ)
その他 : ジャーナリスト塾员

岩井 克己(いわい かつみ)
その他 : ジャーナリスト塾员
「オペラ座の怪人」みたいに、宫中というラビリンスの中を30年间にわたり右往左往して実见した皇室と周辺の人々の生き様を描いた。
「神は细部に宿る」ように、华やかな表舞台だけでなく、楽屋里の小さな密(ひそ)やかな挿话にこそ皇室の真実の姿が见えると思ったからだ。
皇室本には、现场を知らない「専门家」が骨格标本のように「构成」したもの、情绪的な美谈仕立てのものも多い。现场で定点観测してきた者として、天皇?皇后の戦いは、そんな生易しいものではないとの思いもあった。次々と鬼籍に入る関係者に捧げた挽歌でもある。
宫殿の天皇执务栋の地下に広大な秘密の「御服所」があり、そこに厳重に键のかかった金库があり、またその中の小金库に机密书类があった。しかし、昭和史最大の机密书类である昭和天皇の証言「圣谈拝聴録」は、平成に入って行方不明となった。昭和天皇の日记も见つかったが、香淳皇后の尊骸とともに埋葬された経纬も书いた。
侧近らが封印したのは「棺を盖いて事定まった」はずの歴史の亡霊が苏り死者、生者を袭いかねないからだ。昭和はまだ歴史になっていない。
靖国神社の「英霊」の美化や祭祀至上主义を声高に叫ぶ言説が阔歩する时势だからこそ、靖国へのA级戦犯合祀への愤りを昭和天皇が咏み封印された「幻の歌」も绍介した。
现天皇?皇后が神道祭祀を厳修しつつも、皇室ゆかりの寺なども访れるなど幅広く柔软な「伝统」継承に努め、国内外の戦争の伤跡に向き合い続けた姿、その思いも书いた。
天皇の即位仪式が天孙降临神话を映す由縁を详しく解説。一方で、皇祖神は実は元はタカミムスビであり天武?持统朝にアマテラスに転换されたとの有力学説が现れたことも绍介した。天皇の祭祀所「贤所」で神体を动座(移动)させる现场に居合わせ、神体が2つあるのに惊愕した思い出もルポした。
「圣域」の史的相対化を试みたのは、败戦で皇国史観が亡んだことすら风化しつつある时代相への危机感からだ。国民主権と平和主义の宪法下で象徴像を「全身全霊」で模索した平成の皇室の姿を顾み、未来を考える一助になればと愿う。
岩井 克己(着)
讲谈社
656页、3,000円(税抜)
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。