执笔者プロフィール

松田 龙太郎(まつだ りゅうたろう)
その他 : SFC三田会代表、その他 : 株式会社oiseau代表取締役社長环境情报学部 卒業2003环

松田 龙太郎(まつだ りゅうたろう)
その他 : SFC三田会代表、その他 : 株式会社oiseau代表取締役社長环境情报学部 卒業2003环
私が厂贵颁を2003年春に卒业し、丸17年。厂贵颁は今年度30周年という记念すべき年度で、日吉キャンパスに构える日吉记念馆リニューアルに伴う入学式、そして今夏、东京オリンピックが待ち构える年がスタート。僕にとっても卒业してから18年目の春、昨年より大学侧と共同で立ち上げ、総合政策学部初代学部长であった加藤寛氏が退职时に当时の塾生に根付かせたメッセージ「ミネルバの森」を具现化した授业を、気合十分、进化させる年でもあった。
プロセスとして、塾生、卒业生、そしてキャンパスがある藤沢市遠藤地区と連携、SFC30周年特設科目として、一部卒业生にも参加、連携いただき、食をテーマに「生きる」ことを「つくる」「保証する」「演出する」を、SBC(スチューデントビルトキャンパス)を活用した合宿形式での授業「ミネルバの森」を開講する直前、そのすべての状況を変えた「COVID-19(以下コロナ)」の蔓延が世界的に始まった。
感染防止対策として、庆应の全てのキャンパスは封锁、卒业式、入学式は中止、そして东京オリンピックも延期。さらに授业の全てを「オンライン」で実施するという新たな生活様式が始まったのだ。
その生活环境の中、この原稿を书かせていただいている时期に、ちょうど春学期の授业が全て终了した。4月末に授业が开讲、7月まで开催された授业を振り返ると「オンラインならではの、授业?コミュニケーション」は、非常に示唆に富み、その授业を受讲した塾生たちの反応が素晴らしく、新たな时代の幕が开いたと感じずにはいられなかった。
塾生の中には远く离岛から参加した学生もいれば、入学したばかりの新入生も积极的に受讲、一度も厂贵颁に通わず、春学期の全ての授业に参加し、単位を取得するという状况がもはや日常だった。大学教育における新たな视座を与える试みに帯同できたという认识とともに、絶えず问题発见と提案、その中での自问自答の繰り返しのさまは、まるでオフラインと同じように、相変わらずの「厂贵颁らしさ」を见ることができたと感じている。
そもそも「ミネルバの森」という构想は「时代の波に呑まれ、疲れてしまった羽を休めるため、この藤沢、厂贵颁に戻ってきてもらい、また学び直して次に进んで欲しい」と加藤氏が塾生に伝えた「亲心」だと私は感じている。
しかし、卒业した私も17年の中で、そのミネルバの森の意识を感じず过ごしてきたことが大半で、2015年秋、先代より厂贵颁叁田会の会长职を譲り受け、その任に就いた际、このミネルバの森という意识が、诸先辈ほど心中に根づいており、卒业してもなお「厂贵颁」という场をリスペクトするさまを改めて感じた。
その気持ちを抱くのはなぜか。慶應義塾の他のキャンパスにはない親近感はどこにあるだろうか、と私自身も疑問と同時に、三田会代表として大いなる好奇心となった。また、昨年より両学部長もそれぞれSFC卒业生が担うことになり、より「学校と卒业生の連携が可視化」されるタイミングが近づいている。そういう認識もあり、不思議とSFCとの距離感が以前より近くなったという印象を感じている。これが、30周年を迎えた私自身の気づきであった。
だからこそ、塾生と厂贵颁叁田会の连携をもっと强くできるのではという気持ちが强くなった。コロナ祸がもたらしたオンラインへの可能性と、従前のオフラインが融合してもたらす、大きくいえば「つながりの可视化」の具现化がヒントと感じた。このコロナがもたらした环境こそが、次のつながりを生む财产になるはずだと。
在学時、僕が得た卒业生の評価は「なぜSFC生は早く会社を辞めてしまうのか」だった。一流大手企業の先輩らは早々に退職し、ベンチャー企業を創立、いわゆる「起業家」が多かった。僕らもつながりを持ちようにも持てなかったし、今ほどベンチャー企業に対するサポートや、SNSなどの共感に紐づいたファンは少なかった。だから一流大手企業への就職が主流だったが、実は諸先輩らは、退職した企業で培ったコネクションとネットワークを生かし、「新たなつながり」を作り始めていた。それが今、多くのベンチャーや新ビジネスにおいてSFC卒业生が大いに活躍している実情だと思う。
この春学期、授业を共にした塾生のほとんどは、僕が在学时に产声をあげた子たちだ。その塾生らが20年先にどんな人间でありたいか、今自分の时间をどのように活かすかを如実に今回の授业最终レポートで窥うことができ、とても感慨深かった。その成果はすぐに出てくるものではなく、これからの20年后、例えば「厂贵颁50周年」に改めて気付くことができれば「ミネルバの森」の意识は続いている。この素晴らしい30周年の年に私は、ミネルバの森に戻り、新たな2020年を迎えているのだと确信している。
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。