执笔者プロフィール

长野 裕恵(ながの ひろえ)
研究所?センター 日吉メディアセンターパブリックサービス担当課長
长野 裕恵(ながの ひろえ)
研究所?センター 日吉メディアセンターパブリックサービス担当課長
日吉メディアセンター(日吉図书馆)のある日吉キャンパスでは、学部1?2年生が学んでいます。そんな彼らの中には、大学図书馆の敷居が高く、自分には縁がないと感じる人もいます。资料検索を绍介するセミナーでは必ず「日吉図书馆に入ったことがない人? 本を借りたことがない人?」と质问しますが、春学期だけでなく秋学期でも手を挙げる学生が一定数います。
つまり何をするにも、まずは図书馆に来てもらう必要があります。学生に図书馆を居场所として选んでもらい、授业の空き时间などを快适に过ごしてもらうため、雑誌书架の前には大きなソファーを置き、ゆったりと雑誌を読める空间に改修しました。さらに、2阶に设けられたバルコニーコレクションと呼ばれる軽読书コーナーでは、古めかしい椅子や机を撤去し、コーヒーテーブルと1人掛けソファーを配置するなどの改修を行いました。
また、さまざまなイベントも開催しています。日吉図書館ではHAPP(Hiyoshi Art & Performance Project)の一環としてクラシックとジャズのライブラリーコンサートを毎年春に開催しています。図書館を普段利用する人にプロの演奏を聴いてもらう機会を提供すると同時に、図書館に馴染みのない学生にも足を運んでもらおうという試みです。
さらに、叁田など他のキャンパスへ进级する前に、日吉キャンパスでやっておくべきことを、学习相谈员の学生が自らの経験からアドバイスするトークショーや、学生が自分のお気に入りの本を绍介するビブリオバトルなども开催し、図书馆は难しい本を読む场所、勉强する人が行く场所というイメージを持って一歩引いてしまう学生でも入ってみようと思える工夫をしています。
日吉図书馆は、学生に履修している授业とは异なる新たな分野に触れる机会を提供する役割も果たしています。春には毎年、分野の异なる3、4人の教员がおすすめの本を绍介する展示を行います。绍介される本は、教员の専门分野に関连したものだったり、教员自身が大学时代に感铭を受けた本だったりします。この展示は非常に人気で、毎年展示した本のほぼすべてが贷し出されるほどです。
学生の目线を取り入れた企画も行っています。日吉メディアセンターには図书馆フレンズと呼ばれるボランティア学生がいます。毎年最初の行事として连れ立って都内の大型书店に行き、自分たちが気に入った本、図书馆に入れたい本を选ぶ「选书ツアー」を行い、こんな本を买った、という展示をします。
秋学期には「本の福袋」という企画も开催します。この企画は図书馆フレンズがテーマに沿った本を2、3册选び、中身の见えない袋に入れて展示するものです。来馆者は袋に贴られたテーマと简単な説明を頼りに、袋ごと本を借ります。この企画も非常に人気があり、100袋近く用意してもすべてが借りられてしまうこともあります。
さらに、日吉図书馆には常设の新着図书コーナーも设けられています。ここには新しく受け入れられた本が1週间展示されます。同时にウェブサイトでも新着図书情报が一覧で表示されますが、どちらも良く见られており、ウェブサイトの新着情报が正しく更新されていないと、すぐに问い合わせがあるほどです。
これらの展示やイベントを通じて感じるのは、自分の知らない分野にも兴味を持ち、それらを知ろうとチャレンジする人が多いということです。図书馆は本来、さまざまな知识との偶然の出合いを提供する场所です。资料が体系的に并べられ、その中を歩くことで新たな分野や意外な知识に出合うことができるのは図书馆の魅力の1つです。
庆应义塾では日吉メディアセンターを含めて电子资料(电子ブック?电子ジャーナルなど)の购入と提供にも积极的に取り组んでいます。手元の端末で即座に閲覧できる电子资料は非常に便利で、提供する资料の数も、利用も伸びています。しかし、电子资料は検索しなければ见つけることができません。前述のセミナーでもよく言及するのは、「検索では见えない资料がある」ことです。検索キーワードは自分の思いつく范囲内に限られます。まったく知らない分野や少し変わったタイトルの本は、検索では见つけにくいのです。
最近のネット书店では読书履歴にもとづく推荐机能がありますが、履歴から大きく外れる资料は表示されません。特に専门分野に深く入り込んでいない1?2年生の时だからこそ、実际に図书馆を歩きながら知の探検をして欲しいと思います。そのためにも、日吉図书馆では図书馆をまったく利用しないという学生の数を减らし、意外な出合いを提供するための地道な努力を続けていきます。
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。