执笔者プロフィール

远藤 拓郎(えんどう たくろう)
医学部 睡眠医学研究寄附講座特任教授その他 : スリープクリニック調布院長
远藤 拓郎(えんどう たくろう)
医学部 睡眠医学研究寄附講座特任教授その他 : スリープクリニック調布院長
良い睡眠の目安は7时间
现代の社会では5人に1人が不眠に悩み、20人に1人は睡眠薬を服用していると言われています。特に高齢になると不眠症の割合は増すと言われており、超高齢化が进むわが国においては高齢者の睡眠障害は増え続けていく倾向にあります。
厚生労働省の平成27年国民健康?栄养调査结果の概要では、50~59歳までの男性で7时间以上寝ている人の割合は18.3%、女性で14.4%、70歳以上になると男性が47.6%、女性が39.2%となり、男性で2.6倍、女性で2.7倍にその割合が増えます。平成22年度の厚生労働省の诊疗报酬データを用いた向精神薬処方に関する実态调査研究では、睡眠薬の処方率は55~59歳男性で3.6%、女性で5.2%ですが、65歳以上になると男性で7.6%、女性で10.6%となり、男女ともに2倍に処方率が増えます。
睡眠薬の処方率の急激な増加は、60歳以下の年代にはなく、睡眠薬と抗不安薬に特异的で、抗うつ薬および向精神薬にはこのような倾向は认められません。因果関係については详细に调べられていませんが、60~65歳に定年退职を迎え、自宅で十分に睡眠时间を确保できる状况となり、急激に睡眠时间が伸びた可能性があります。実际の诊疗场面においても、定年退职后は自宅で过ごす时间が长くなり、精神的?肉体的负担が减り、过度に疲れない生活、睡眠时间の延长、覚醒时间の短缩から、睡眠欲求が减り、不眠症になるケースを多く拝见します。
一方、筆者の監修のもと手首に着ける睡眠計を使い、睡眠時間とBMI(Body Mass Index :体重と身長の関係から算出される、人の肥満度を表す体格指数)の関係を分析したところ、「痩せやすい睡眠時間」が判明しました(図)。今回の調査の結果、睡眠時間とBMI 値の関係から「7時間睡眠」の人が、もっとも平均BMI値が低いことが判明しました。痩せやすい体にするには、睡眠時間が短すぎても長すぎても良くなく、痩せやすい睡眠時間のベストは7時間であることがわかりました。
睡眠时间别にBMI値を平均すると、男性は睡眠时间が「7时间」または「7时间30分」の人が、女性は睡眠时间が「7时间」の人が、最もBMI値が低いことがわかりました。一方、睡眠时间别の人数を确认すると、男性は「6时间」が、女性は「6时间30分」が一番多く、それらを顶点に睡眠が长くても短くても徐々に人数が减ることがわかりました。痩せやすい睡眠をとるためには、男性はプラス1时间、女性はプラス30分の睡眠时间を意识することが良いとわかりました。
米国と日本で、何度か行われた大規模調査によると、7時間睡眠の人が、6年後に生きてい る確率が一番高いことがわかっています。日本人はすべてのことにおいて極端になることが多く、働き方改革の結果、「極端な働き過ぎ」から「極端な休み過ぎ」にシフトする可能性も考えられます。
今回の結果から、定年退職を迎えたシニア世代の睡眠は7時間を超えないことが睡眠薬の使用率を抑えるポイントとなり、生活習慣病の原因となる肥満を防止したい現役世代は、極力7時間の睡眠を確保することが重要であると判明しました。極端な睡眠管理を信じるのではなく、「良い睡眠の目安は7时间」を覚えておいてください。
14年前にスリープクリニックを调布で开院したところ、全国から患者さんが杀到し、银座、青山、札幌と広げ、信浓町の庆应义塾大学病院内にも睡眠外来を开设しました。患者が押し寄せる理由は、笔者が开発した「行动计」。500円硬货ほどの大きさの行动计を腰に着けるだけで、日中の行动量と消费カロリー、入眠のタイミング、睡眠の质や姿势、寝返りの有无まで知ることができます。良い睡眠をとるには昼间の适度な活动も大切で、行动计により简単に确认できます。
※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。