午夜剧场

慶應義塾

下岛 綾美:お菓子作りと考古学

公开日:2025.10.29

执笔者プロフィール

  • 下岛 綾美(しもじま あやみ)

    その他 : お菓子あそびプランナー文学部 卒業文学研究科 卒業

    2007文、2010文修

    下岛 綾美(しもじま あやみ)

    その他 : お菓子あそびプランナー文学部 卒業文学研究科 卒業

    2007文、2010文修

私は、文学部で民族学考古学を専攻し、修士课程を修了しました。その后、埋蔵文化财の発掘调査员の経験を経て、现在はミュージアムの计画に関わる仕事をしています。

そのかたわら「お菓子あそびプランナー」として、お菓子を使ったコミュニケーションを通じ、考古学などの専门知识や地域文化の魅力を子どもや一般の方に伝える活动をしています。考古学の魅力を伝えていく取り组みは、各地の博物馆などの教育普及活动で数多く展开されており、ファン层の裾野も広がりつつありますが、まだまだ一部のコアな层にしか届いていないのが现状です。

一方、お菓子は、多くの人の関心を惹きつけ、味覚や视覚を通して、人の心を跃らせます。さらに、お菓子を一绪に作り、食べることにより、年齢や肩书きを超え、人と人をつなげる役割も果たしています。

私は、お菓子にコミュニケーションツールとしての可能性を感じました。そして、お菓子というツールを通してならば、正攻法の解説だけではなかなか伝わりにくい専门的な事柄も、より多くの方に伝えられるのではないかと考えたのです。

それから、全国の博物馆や埋蔵文化财センターなどが主催するイベントの中で、考古学とお菓子を掛け合わせたワークショップを手掛けるようになりました。これまでに、100カ所以上で実施しています。

たとえば、土器や土偶のようにこねて焼き上げたクッキーや、贝塚の堆积に见立てて组み立てるパフェ、茅葺(かやぶき)のようにマロンクリームを绞り出した竪穴式住居のモンブランなどを作っています。参加者の中には、お菓子作りを目的に来たものの、考古学にも「意外と面白い」と関心を向けてくださる方が少なくなく、やりがいを感じています。

私は、考古学の一番の魅力は、モノを「観察」(触察も含む)することにより、実感を伴った生々しい情报と出会うことだと考えています。そのため、ワークショップの中でも、ただお菓子を作るのではなく、まず観察することを大切にしています。

実物に触れ、五感で得た情报をお菓子で模倣する体験を通して、考古学ならではの视点や思考を感じてもらえるよう、工夫を重ねています。

今后は、お菓子作りの知识や技术を専门的に学んで、より美味しく楽しい活动を展开していきたいと考えています。


※所属?职名等は本誌発刊当时のものです。